女性の皆さんの大半は、生理前はどこか調子の悪さを感じますよね。
いわゆる月経前症候群(PMS)ですが、人によって症状が違います。
症状別に効果的で美味しいハーブティーの入れ方を紹介します。
病院でも原因が見つからず治療のしようがない場合、緩和するにはハーブティーがおススメです。
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月経前症候群の精神症状別ハーブティー
精神的な面に効くハーブティー
最初に、精神的な面に効くハーブティーを3種類、紹介していきますね。
- 落ち込む
- 憂鬱
- 精神的に不安定
- 泣きやすい
- 無気力
など、集中できない精神的に荒れると自分だけでなく周りにも影響してしまうのがつらいですから、できる限りなんとかしたいですね。
【月経前症候群】カモミールで精神を安定
【材料とその割合】
- カモミール3
- ペパーミント1
- オレンジフラワー1
カモミールは精神を落ち着かせてくれる代表的なハーブです。
ペパーミントは、そのスーッとした香りで覚醒するような気がしますが、意外にもリラックス効果があることが報告されています。
興奮の熱を冷ましてくれるイメージで考えてください。
オレンジフラワー(オレンジブロッサム)も、オレンジに似ているけれど、それより甘い香りで気持ちを落ち着かせてくれるハーブです。
気分が落ち込んだときにリフレッシュ!
【材料とその割合】
- レモンバーベナ2
- パッションフラワー1
レモンバーベナはレモンのようなさっぱりした香りのハーブで、味もさっぱりとして飲みやすいです。
強壮作用もあるので、気分が落ち込んでなんだか辛いな、と言うときに元気を出してリフレッシュさせてくれます。
パッションフラワーは、天然の精神安定剤と言われるほど不安や落ち着かなさを鎮める効果が強いハーブです。
パッションフラワー単体でも、月経前症候群(PMS)に有効ですが、味は香りの飛んだ緑茶やほうじ茶と言った所で、楽しんで飲める味ではありません。
そのため、レモンバーベナを多めにすることで味を改善しています。
無気力や集中出来ない症状が強いとき
【材料とその割合】
- ローズマリー2
- レモンバーム1orスペアミント1
を試してみてください。

ローズマリーはその強い香りだけでスッキリする感じがありますが、実際に神経や脳の働きを良くする効果があります。
レモンバームはほんのりレモンの香りがするミントに似たハーブで、記憶力や学習力を改善する効果があります。
スペアミントも脳の認知機能や記憶力を高める効果があります。
イライラ感をリラックスさせたい‼
怒りっぽい気持ちをいつまでも引きずるのは嫌なものです。
周りにも嫌われたらと思うと、余計に気になってしまいますよね?
- イライラする
- 怒りっぽくなる
- パニックになる
- 精神的に不安定
- 頭痛
そんなときに楽になる3種類のハーブティー
リラックス効果でイライラや精神的な不安を緩和

【材料とその割合】
- ローズペタル2
- ラベンダー2
- レモンバーム2
- (バレリアン1)
ローズペタルはバラの花びらで、甘いバラの香りを凝縮したようなハーブです。
ラベンダーとともにリラックス効果があり、イライラや精神的な不安を緩和してくれます。
ローズペタルの香りには女性ホルモンのバランスを整える作用もあります。
レモンバームには、精神を安定させ、落ち込みを和らげる効果もあります。
これだけでもいいのですが、本当にイライラがひどく、不眠もある場合は、バレリアンも加えてみてください。
バレリアンは、精神の安定と不眠に特に効果を示します。
バレリアンは非常に臭いので、ハーブティーとしては飲みにくいのですが、上のブレンドは香りの強いものが多いので、ある程度は臭いをマスクできると思います。
シトラス系で穏やかにリラックス
- 市販の柚子緑茶
シトラス系の中でも、柚子皮の香りはリフレッシュとリラックスに効きます。
緑茶のテアニンも穏やかにリラックスさせてくれます。
柚子フレーバーの緑茶は、アマゾンでも楽天でもたくさん売っています。
お好きなものを選んでください。
*ちなみに水出しだと、テアニンのみが出て、カフェインはほとんど出ないので、カフェインを取りたくない方におすすめです。
ジャスミンの香りでイライラや興奮を沈める
- ジャスミンの花茶
よく市販されている、緑茶にジャスミンの香りを移したものではなく、ジャスミンの花そのものです。
若干高いですが、楽天やAmazon、中国茶専門店などに売っています。
ジャスミンの香りはイライラや興奮を沈め、リラックスさせる効果があります。
どうしても市販の緑茶にジャスミンの香りを移した茶葉しか手に入らなかったら、カフェインを避けてジャスミンの香りとテアニンを得るために、水出しして飲みましょう。
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月経前症候群の身体症状別ハーブティー
身体症状的な面に効くハーブティー
月経前症候群の身体的な症状は基本的に
- 眠い
- だるい
- 動けない
と言う症状が多いですが、これも仕事や家事に大いに影響するので何とかしたいですね。
多くの症状は
- 水分を溜め込んでしまうこと(むくみや片頭痛のもと)
- 血行が悪くなること(痛みのもと)
- 元々の体力の無さがより強く出ること
が原因なので、それらに効くものを集めています。
眠くて朝起きられないのは体力不足?
ローズマリーの強い香りで神経や脳の働きを良くする効果
【材料とその割合】
- ローズマリー1
- レモングラス1
- コモンセージ1
- シベリアンジンセン1
リフレッシュ効果のあるハーブ複数に、強壮作用のあるシベリアンジンセンを足しています。
眠かったり朝起きられなかったりは、体力不足が関係していることもあるからです。
ローズマリーは上で触れたとおり、脳機能を活発にします。
レモングラスは、その強いレモンに似た香りがリフレッシュ効果をもたらすだけでなく、軽い強壮作用があります。
コモンセージも、肉料理に使われるほど強くさわやかな香りをもち、リフレッシュ効果があります。
ハーブティーとして飲むと血行促進効果があるので、体中に栄養を巡らせ、また老廃物を集めて捨てることができます。
シベリアンジンセンはその強い強壮作用で有名です。
ロシアでは宇宙飛行士やアスリートのために使われていました。
シベリアンジンセンのハーブティーは、味も香りもほとんどありませんが、使う時は少量からでないと作用が出すぎる危険があるため、上のブレンドでも全量の1/4にとどめています。
あるいは
- ローズマリー1
- コモンセージ1
上のハーブすべてが手に入らなかった場合の簡易版です。
ローズマリーとセージなら、スーパーのスパイス棚でも売っていて香りの相性も悪くないので(スパイス用のものはお茶として考えるとかなり割高ですが)、お試しでやってみるなら、こちらをおすすめします。

眠れない、寝つけない時
【材料とその割合】
- カモミール2
- ペパーミント1
カモミールは安眠を誘うハーブとして定番のハーブです。
ペパーミントも興奮を冷まして寝付きを良くします。
このブレンドではペパーミントの分量が少ないですが、興奮が強くて寝つけない人はカモミールとペパーミント同量でもいいかもしれません。
味はどちらの分量でも美味しいですよ。
眠れない、寝つけないのが重症のとき
【材料とその割合】
- カモミール3
- パッションフラワー3
- オレンジフラワー1
カモミールの穏やかな安眠効果にパッションフラワーの強い鎮静作用を加え、オレンジフラワーの甘くリラックスできる香り(鎮静作用もあり)を足したブレンドです。
上のハーブティーはスーパーで買えるハーブティーで作れますが、落ち着かせる・眠らせる効果で言うなら、こちらのほうが強いです。
もし、パッションフラワーの味にどうしても馴染めなかったら、やや効果は落ちますが
- リンデンフラワー3
に置き換えてみてください。
このハーブは、さまざまな作用を持ちますが、作用の1つとして、リラックス作用があり、優しい花の香りがするので、パッションフラワーよりは良い香りのハーブティーになるはずです。
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血行が悪い人に効くハーブティー
水分が溜まりやすいひとは血行を良くして体を温める
- 乳房が張る
- 乳房が痛い
- 肩こり
- のぼせ
- 頭痛
- 微熱
に悩んでいる人は血行を良くして水分が溜まらないようにすれば、体が温まることで改善できることが多いのです。
【材料とその割合】
- 金木犀(桂花)1
- フィーバーフュー1
- 紅茶4
金木犀(桂花)が手に入らなければ、
- ジャスミン茶4
- フィーバーフュー1
でも、同じ種類の効果があります。
乳房が張って肩がこる人は、大抵、血行が悪くなって水分が溜まっているので、血行を良くして体を温める金木犀に、体を暖める作用と利尿作用がある紅茶を足しています。
フィーバーフュー(ナツシロギク)は頭痛、特に偏頭痛に効果があるのですが、かなり苦いので量を少なめにしています。
頭痛がひどい人は、フィーバーフューを多くしてもいいかもしれませんが、苦味には注意してください。
血行をよくしてむくみ・肩こりを改善
【材料とその割合】
- サフラワー(紅花)1
- オレンジピール1
- 紅茶4
血行をよくしてむくみや肩こりを改善するするブレンドです。
サフラワーには血行を良くする強い効果があり、オレンジピールはそれを補助する効果があります。
紅茶は上と同じく、体を温める作用と利尿作用があります。
体のすみずみまで血を巡らせるので、血行を良くして肩こりを改善させ、すみずみから余分な水分を集め、乳房の腫れの原因の水分などをとります。
サフラワーやオレンジピールが手に入らない人は、スーパーのスパイス棚で売っているジンジャーとシナモンを紅茶に入れれば、効果の強さは落ちますが、似たような効果があります。
ジンジャーで体全体を温めて
【材料とその割合】
- ターメリック1
- サフラワー1
- ジンジャー1
ターメリックにも血行を良くする強い効果があります。
ジンジャーは体全体を温めて代謝を良くしてくれます。
熱を加えてから乾燥したジンジャーだと、特に体を暖める作用が強まるので、手に入るならそちらを使ってみてください。
ただ、このブレンドは特別に良い香りも味もなく、ジンジャーの風味だけが目立つため、甘みをつけるか、濃く淹れて牛乳で割ってターメリックラテ(ゴールデンミルク)風にするのがおすすめです。
冷えや肩こりを改善するハーブティー
体を温め筋肉のこわばりを和らげる
【材料とその割合】
- カモミール3
- カレンデュラ(ポットマリーゴールド)1
- ジンジャー1
冷えが特に強いときにおすすめです。
カモミールはおだやかに体を温め、カレンデュラはおだやかな血行促進作用があります。
カレンデュラは単体でも月経前症候群や生理痛軽減に効きます。
ジンジャーは体全体を温めてくれます。
もし体の芯から冷えているなら、ジンジャーは生ではなく乾燥したもの、できれば乾燥だけでなく蒸すなどして加熱されたものを使いましょう。
生のジンジャーは発汗作用もあるので、汗をたくさんかいて、かえって体が冷えてしまうことがあるのです。

女性ホルモンのバランスを整えて肩こり緩和
【材料とその割合】
- カモミール4
- サフラワー1
- スカルキャップ1
肩こりが特に強いときにおすすめです。
カモミールが体を温め、サフラワーが血行を促進し、スカルキャップが筋肉のこわばりを和らげて肩こりに効きます。
スカルキャップはまだ知名度が低いですが、精神を安定させる作用や鎮静作用もあり、女性ホルモンのバランスを整える作用もあるため、単体でも月経前症候群を和らげる役に立ちます。
ですが、単体だと苦くて飲みにくいので、このブレンドにしてあります。
水分代謝が悪いときに起きる月経前症候群の症状
- むくみ
- 頭が重い
- 疲れやすい
- 体重が増える
- めまい
などの症状は水分代謝が悪いときに起きることが多く、心臓の機能も低下することで血液の循環が悪くなっています。
カリウムに利尿作用とむくみ改善に効果
【材料とその割合】
- ローズヒップ3
- ハイビスカス3
- (ホーソンベリー1)
頭の重さやめまい、疲れやすさは水分代謝が悪いときに起きる代表的なものです。
ローズヒップはビタミンCの爆弾と呼ばれるほどの豊富なビタミンCで有名ですね。
実は、他に含まれるカリウムに利尿作用があり、むくみ改善に効果があります。
ハイビスカスもカリウムを多く含み、同じ理由でむくみ改善に効果があります。
そして、手に入るならホーソンベリーをここに加えてくださいね。
ホーソンベリーはセイヨウサンザシとも呼ばれ、心臓の機能を高めることにより血液の循環をよくします。
これによって全身の循環が良くなり、むくみ改善効果がさらに高まります。
また、ローズヒップ&ハイビスカスの組み合わせはビタミンCやクエン酸が豊富に取れます。
しかも、ヘスペリジンというビタミンCが熱で壊れるのを防ぐ上に毛細血管の強化にも効く成分も含まれているので、疲れやすさにも効きますよ。
ジンジャーで体を温め血行を促進
【材料とその割合】
- リンデンフラワー2
- エルダーフラワー2
- ジンジャー1
リンデンフラワーとエルダーフラワーは、利尿や発汗をうながしむくみを取ります。
ジンジャーは体を温め、血行を促進して体のすみずみまで血を巡らせ、体中から余分な水分を取る補助に入っています。
ちなみに、単体で飲むにはかなり香りが強いですが、ローズマリーのハーブティーだけでも血行をよくしむくみを改善する効果があります。
たくさんのハーブを揃える手立てがない場合は、ローズマリーだけでも試してみてください。
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下腹部痛、腰痛<ハーブのみ>
血行促進と鎮痛作用とリラックス効果も
【材料とその割合】
- ラベンダー2
- コモンセージ(可能ならクラリーセージ)1
- マジョラム1
下腹部痛や腰痛は、血行が悪いために起こっていることが多いので、血行促進と鎮痛に役立つハーブで香りの相性が合うハーブをブレンドしました。
ラベンダーは神経を落ち着かせて痛みを和らげる作用があります。生理痛にも効果的です。
コモンセージには血行促進作用があり、単体でも月経前症候群自体に効きます。
ですが、ハーブティーやスパイスとしてよく売られているコモンセージより、ハーブティーとしては手に入りにくいクラリーセージのほうが、より女性特有の不調への効果が高いです。
クラリーセージはアロマオイルとしてなら手に入りやすいので、このハーブティーと一緒にクラリーセージの甘い香りをアロマディフューザーなどで香りを楽しむといいかもしれません。
マジョラムは月経前症候群の痛み、生理痛の両方に効果があります。リラックス効果もあるので、痛みでイライラしているときにも良いです。
あるいは
- ローズマリー2
- ラベンダー1
上のは手に入りにくいハーブも多いので、手に入らなかったときにお試しください。
ローズマリーによる血行をよくする効果と、ラベンダーの痛みを和らげる効果を期待してのブレンドで、香り自体も合います。
食欲不振や増進、お腹が張るときのハーブティー
食欲増進対策
【材料とその割合】
- 金木犀(桂花)1
- 紅茶5
金木犀(桂花)の甘い香りが食欲を抑えます。
金木犀にはリラックス効果もあるので、暴力的なまでに食べたい気持ちをおさえるのに、リラックス効果もかなり作用していると思われます。
金木犀は香り高いのですが、味はあまりないので、紅茶をブレンドしています。
金木犀は、最初から紅茶と混ぜた商品や、烏龍茶と混ぜた『桂花美人茶』などが市販されています。
それらも金木犀単体もかなり高価なので、買うのにためらいがある方は効果は落ちますが
- バニラフレーバーの紅茶
などで代用してもいいでしょう。
食欲増進とお腹が張る対策
【材料とその割合】
- フェンネルシード1
- コモンセージ1
フェンネルシードは食欲を抑える効果があります。
シード(種)を食べるか、シードをすりつぶしたものをお茶にして飲むと、消化を促進して胃腸を動かし、ガスなどを体外へ出してお腹の張りを改善する効果があります。
コモンセージも同じく胃腸の働きを良くします。
また、コモンセージの清々しく香りがフェンネルの独特の香りと相性がいいです。
ただ、コモンセージは香りがかなり強いので、どうしても苦手な方はオレンジピールと置き換えると飲みやすくなります。
オレンジピールも胃の調子を良くする効果があり、フェンネルシードの香りと合います。
食欲不振とお腹が張る対策
【材料とその割合】
- アニスシード1
- カモミール1
アニスシードには食欲増進効果があります。
アニスシードも、シード(種)を食べるか、すりつぶしてお茶にしたものを飲むと、腸を動かしてガスなどを体外へ出し、お腹の張りを改善する効果があります。
カモミールはアニスシードの香りに合うだけでなく、胃腸全般の不調に穏やかに効きます。
肌荒れやニキビに効くハーブティー
- ローズヒップ2
- ハイビスカス2
- ヒース1
ローズヒップとハイビスカスは肌を健康にたもつビタミンCを豊富に含み、さらにローズヒップのヘスペリジンがビタミンCの働きを補助します。
ヒース(別名エリカ、ヘザー)が含むアルブチンという成分には、美白効果があります。
また、ニキビ痕が気になるなら、薄めのラベンダーティーで洗顔するのも効果的です。
ラベンダーティーには炎症を抑える作用があり、皮膚の再生をうながす作用が高いです。
毛穴が気になるなら、薄めのローズマリーティーで洗顔するのも効果的です。
ローズマリーには毛穴を縮めて小さくする作用があります。
抗酸化物質も豊富に含んでいます。
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月経前症候群と女性ホルモン
女性ホルモンバランス全般を整えて!
ピュアココアの体の末端まで温める効果
【材料とその割合】
- ブラックコホシュ1orアンジェリカ1
- ピュアココア5
- アガベシロップか蜂蜜を適量
正確には、ブラックコホシュかアンジェリカで作ったハーブティーに、ピュアココア5をアガベシロップか蜂蜜でよく練ったものを加えて良く溶いて初めて完成です。
ブラックコホシュは婦人科系不調全般によく効くハーブですが、非常に苦いです。
アンジェリカも特に生理前の痛みと血行不良に効果がありますが、独特の臭いと苦味があります。
そのため、ピュアココアと甘みで苦味と臭いをマスクしています。
ココアはその脂肪・糖分・カフェインで月経前症候群対策では悪者に見られがちですね。
でも、脂肪も糖分も添加されていないピュアココアなら、ピュアココアが持つ体の末端まで血行を促進して体を温める効果のほうがカフェインによる悪影響を上回ります。
ここでは苦味対策でアガベシロップや蜂蜜を使っていますが、ピュアココアは事前に粘度のあるシロップでよく練っておかないとお湯に溶けないこともアガベシロップなどを使用した理由です。
どうしても蜂蜜やアガベシロップを使いたくない場合は、事前にピュアココアを少ない熱湯でよく練っておいてください。

女性ホルモンバランスを整えるローズペタルの香り
【材料とその割合】
- ローズペタル2
- ラベンダー2
- レディースマントル1
ローズペタルの香りには女性ホルモンバランスを整える効果があります。
レディースマントルはまだ知名度が低いですが、ヨーロッパでは古くから使われてきた、女性特有の不調にとても有効なハーブです。
ただ、単体だと干し草に似た青っぽい香りのハーブティーのため、それをマスクするために、ローズペタルだけでなく、鎮痛効果とリラックス効果があって香りの強いラベンダーを足しています。
女性ホルモンバランスを整える強い効果
【材料とその割合】
- ローズヒップ4
- ハイビスカス4
- チェストベリー1
- レッドクローバー1

ローズヒップ&ハイビスカスの効果は上で説明したとおりです。
ここでは他の飲みにくいハーブの味をマスクするために使っています。
チェストベリーは女性ホルモンバランスを整える強い効果があり、メディカルハーブ大国ドイツで、医薬品として月経前症候群や生理不順などへの効果が認められたほどです。
レモンにスパイシーさを加えた香りがしますが、味は甘さと辛さが混ざっていて、あまり飲みやすいとはいえません。
レッドクローバーは、マメ科の植物のためか、イソフラボンが含まれており、それが月経前症候群をやわらげるとされています。
単体で飲んでもいやな臭いや味はなく、葉のような香りがして若干の甘みもありますが、やはり、よい香りや味のハーブとブレンドしたほうが飲みやすいため、ローズヒップ&ハイビスカスとブレンドしてあります。
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まとめ・注意事項
ここで触れたハーブは、そのほとんどが妊娠中・授乳中に摂るべきでないと研究報告がされているか、妊娠中・授乳中に摂っても安全だと言えるだけの根拠がないとされています。
月経前症候群に効果がある=女性ホルモンバランスに影響する
なので、当然といえば当然なのですが。
そのため、妊娠の可能性がある女性はまず妊娠の有無をチェックしてください。
妊娠初期だと特にハーブの影響が出やすいので、本当に気をつけてくださいね。
また、早く良くなりたいと思って、ハーブティーをたくさん飲むのもいけませんよ。
あらゆるハーブは、とりすぎると副作用の危険がありますからね。

薬効を期待して飲むハーブティーも、半分は香りや味を楽しむものだと思って、適量を飲んでください。
ハーブティーに使うお湯の量と蒸らし時間は、買った製品の推奨時間に合わせてください。
ハーブによって蒸らし時間が違うときは、蒸らしすぎて苦くなったり渋くなったりするハーブがないなら、一番蒸らし時間が長いハーブに合わせてください。
ちなみに、手に入りやすいハーブの中で、蒸らしすぎると苦くなるのはオレンジピール(シトラス系ピール全般)なので注意してください。
ちなみに、甘みを加える場合は、普通の砂糖より
- アガベシロップ
- ステビアリーフ
をおすすめします。
アガベシロップは砂糖より1.3倍ほど甘く、低GIなので血糖値の急激な上昇がなく、体に負担をかけにくいです。
また、水溶性食物繊維のイヌリンを含んでいて、月経前症候群になりがちな便秘の予防になります。
ステビアリーフはハーブの一種で、ハーブティーの甘み付けによく使われますが、ほんの小量で非常に強い甘みを感じさせるのに、まったくのノンカロリーです。
今回、ご紹介したハーブティーは月経前症候群以外でも使用していただくと普段の生活に潤いが出ると思います。
辛い月経前症候群はがまんせずに、ハーブティーで和らげてくださいね。

それでは、みなさんがハーブティーで軽やかな一ヶ月を過ごせますように。
紅生姜でした。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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[…] Lovely Life様で【保存版】月経前症候群の緩和にハーブティー!症状別に効果的な飲み方という記事を書かせていただきました。 […]