疲れている時の食事の支度って面倒ですよね?
そんなときのお助け食材が冷凍野菜!
時短と節約のために生のまま冷凍しておくと便利です。
美味しくしかも栄養分も分解されて吸収しやすくなります。
今回は、冷凍に向いている野菜と冷凍・解凍・調理するコツを紹介しますね。
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生で冷凍できる野菜を紹介する前に
一人暮らしだったり、一人暮らしでなくても適切なサイズの野菜が売っていなかったりで、どうしても野菜を使い余してしまうことはありますよね。
- 冷凍保存しかないかも?
- 下処理が大変?
- そもそも冷凍保存できるの?
という方向けに
(多少の下処理はいるけれど)生のままで冷凍できる野菜についてまとめました。
日頃の家事の助けになれば幸いです。
生のままの野菜を冷凍・解凍・調理するときの注意点
冷凍する野菜は密閉出来るビニール袋に入れる
臭い移りを防ぐためです。
冷蔵庫の臭い移りは食材の質を非常に低下させます。
ちゃんと密閉できるビニール袋を使い、野菜を入れたらなるべく空気を抜いて冷凍しましょう。
保存期間
何ヶ月も冷凍したままにしないでくださいね。
冷凍と言っても時間が止まるわけではありません。
何度も冷凍庫を空け閉めすれば冷凍焼けもしてきます。
半月から一ヶ月が期限だと考えてください。
加熱して調理するときは凍ったまま加熱する
加熱調理が必要なほとんどの野菜において、凍らせたまま加熱調理するほうが、食感や味が損なわれにくいです。
解凍時間が短いほうが、食材に与える解凍の影響が少ないためです。
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生で冷凍できる野菜を冷凍・解凍・調理するときののコツ
調理時に加熱が必須なもの
トマト
ヘタだけくり抜けば密閉できるビニール袋に入れて冷凍できます。
調理するときは流水にさらして皮を剥くことだけすれば、凍ったまま切ってスープにもソースにも洋風炊き込みご飯にも使えます。
玉ねぎ
くし型でもみじん切りでも何でもいいのですが、あらかじめ使用したい形に切ってから冷凍することがコツです。
使いたい形に刻んだら密閉できるビニール袋に入れて冷蔵庫に入れて、使いたいときに使いたい量だけ冷凍のまま加熱調理して使いましょう。
ちなみに、冷凍玉ねぎだと飴色玉ねぎが生で作るときよりも格段に早く作れます。
人参
人参はうまく再解凍しても筋っぽくなってしまうので、千切りや5mm角程度の角切りにして冷凍保存するのがおすすめです。
離乳食やポタージュに使いたいときはすりおろしも冷凍保存できます。
キャベツ
あらかじめ使いたい大きさを考えて切ってください。
- 1cmくらいの細切りは汁物に使いやすい
- ざく切りは炒め物に使いやすい
- 芯を抜いたくし形切りは、ポトフやミルフィーユ鍋など肉と合わせたメイン料理に使いやすい
使いたい大きさに切ったら水気をしっかり拭いてビニール袋に入れてください。
どの切り方のキャベツも、冷凍したままの加熱調理が基本です。
生のキャベツよりも早く火が通り、味がしみるので時短になります。
白菜
ざく切りにして密封できるビニール袋に入れ、空気を抜けばそのまま冷凍できます。
調理のときのことを考えるなら切り方は色々変えたほうがいいですが、逆に言うと比較的自由な切り方で保存できます。
解凍すると水気が多く出るので、調理するときは汁物など水分が出ても大丈夫な料理にしたほうが楽です。
どうしても餃子などに使いたいときは、冷凍白菜を茹でて水気を絞ってから使ってください。
炒めものなどに使いたい場合も、電子レンジなどで解凍して水気を絞ってから使ってください。
もやし
一度さっと洗ってよく水気をきってから冷凍してください。
洗わなくても使えるもやしもありますが、洗ったほうが解凍後の味が良いです。
使うときは凍ったまま加熱調理することだけ守れば大丈夫です。
味が染みやすいので調理が楽になります。
れんこん
輪切りにして、変色を押さえるために酢水にさらしてから水気をとったあと、重ならないようにビニール袋に入れて冷凍してください。
凍ったまま加熱調理することだけ守ればいろいろな料理に使えます。
きのこ
洗わずに石づきを切り落として、ほぐしてからビニール袋に入れて冷凍してください。
普段から多種類のきのこを使う場合は、あらかじめ多種類のきのこをミックスしてから冷凍するのも一つの手です。
ゴーヤ
苦味が苦手な方には、下茹でしてから冷凍するのがおすすめですが、逆にその苦味がたまらない!と言う人はぜひ生で冷凍してください
ゴーヤの種と綿を取り除いて、ゴーヤチャンプルーに丁度いいくらいの半月型に切り袋に重ならないように入れて薄くして保存します。
ピーマン
ヘタ・種・ワタを取って縦切りか千切りにして、袋に入れて平たくして保存します。
ただ、ピーマンは冷凍で歯ざわりなどの食感がかなり落ちるので、冷凍したまま加熱調理しても、食感を活かした料理では今ひとつです。
逆に、じっくり焼き上げる肉詰めなどの料理では全く問題ありません。
かぼちゃ
スタンダードな保存法は、火を入れてマッシュして冷凍することですが、種とワタを取ってなるべく薄切りにして、重ならないように袋に入れて冷凍すれば、生でも冷凍保存できます。
かぼちゃは自然解凍すると味や食感がかなり損なわれる野菜の1つなので、くれぐれも自然解凍はせず、凍ったままの加熱調理を心がけてください。
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調理時に加熱が必要でないもの
パセリ
あまりたくさん食べる野菜ではないですが、あると彩りにいいし栄養も豊富です。
よく洗って水気をとったものを袋に入れて、完全に凍らせておいてから両手で揉めば粉末の生パセリがあっという間に完成します。
いろいろな料理に彩りと栄養を添えてくれます。
バジル
これも薬味の位置づけですが、あると便利な野菜です。
葉の形を残して冷凍することもできなくはないですが、解凍すると生葉と比較して見た目が良くないです。
やはり凍らせたら揉んで粉末にして使ったほうが使い勝手がいいですよ。
みょうが
まるごと冷凍しておくことも出来なくはないのですが、筋っぽくなるので、筋を切る方向に小口切りにして冷凍しておいたほうが便利です。
凍ったままそうめんの薬味などに使うと美味しくて涼し気ですね。
三つ葉
これも冷凍すると筋っぽくなるので、薬味として使うものと考えて細かめに切って冷凍しておくきましょう。
そばや親子丼の彩りに使えて便利です。
大根
これも冷凍で筋っぽくなってしまう野菜なのですが、『大根おろし』としてなら生で冷凍保存可能です。
おろした大根から余分な水気をきって、ビニール袋に平たくして入れておきます。
使いたいときに少しずつ折って取り出せて便利です。
パプリカ
種・ワタ・ヘタを取っておけば、縦切りでも千切りでもみじん切りでも冷凍可能です。
凍ったままピクルスやマリネに使えますし、やはり凍ったまま細かく切ってサラダの彩りにも使えます。
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まとめ
生で冷凍保存できる野菜は毎日のお料理の時間と食費の節約に非常に役に立つと思いますよ。
ただ、雑菌の問題などもあるので加熱調理が必要な野菜は必ず加熱してくださいね。
それさえ守れば、冷凍野菜はすぐ火が通ったりすぐ味が染みたりして時短になることが多く使いやすいです。
しかも、冷凍することによって野菜の組織が壊れて栄養素が分解吸収されやすくなります。
冷凍野菜でおいしい食卓を楽しみましょう!

紅生姜でした。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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