今回は、子どもの正しい叱り方を6つ紹介します。
子どもが少し大きくなって大人に反発するようになると、今までと違った対応が必要になってきますよね?
俗に言う「難しい年ごろ」ですね。
心の成長期ですから性格にも変化があるでしょう。
親も叱り方には慎重に対応するべきだと思います。
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他人の前では叱らない
2人になってから説明してさとす
子どもと一緒に出かけていて、偶然知人に会ったときなど子どもが挨拶できなかったときに
- 「ほら、 挨拶しなさい!」
- 「あなたは挨拶もできないの?」
というように、他人の前でこんな叱り方は絶対にするべきではありません。
子どもの自尊心を傷付けてしまいます。
こういったケースでは、きちんと挨拶できないのは親の責任ですから、その場でかける言葉は「あれ?恥ずかしいのかな?」という感じで終わるべきです。
後で挨拶することの大切さをきちんと教えてあげてください。
親は「謙遜」からか、他人の前で
- 「まったくうちの子ときたら・・・」
- 「未だにこんな事も出来ないんですよ」
という言葉をよく使いますが、これは子供のプライドを傷つけてしまいます。
子どもにもプライドがある事を忘れないでくださいね。
このような親の間違った謙遜により、子どもの「自立心」の成長が阻害されてしまいます。
第三者の前では、子どもを褒めまくってください。
親ばかでいいじゃないですか。
否定する言葉は使わない
「子どもを利口にしたければ、利口だといい続けなさい。否定的なことを言ってはいけません」
というジョセフ・マーフィーの名言 があります。
子どもがその内に秘められた能力を表現することが出来るかどうかは、親からかけてもらう言葉が大きく影響すると言われます。
- 「全く、どうしようもない出来損ないだ」
- 「お前は頭が いい。やれば必ずできる」
と、どちらの言葉を繰り返すかで左右されると断言しても間違いないでしょう。
また勉強に限らず、子どもの身体や性格のことに関しても否定的なことを言うのは、絶対にしてはいけないと思います。
そのことは親が自分の人格を否定しているのと同じことだと思いませんか?
子どもを叱る場合、大切なことは子どもの人格・人間性そのものを否定 するような言い方は絶対さけるべきです。
「子どもは親の言うことはきかないが、親のする通りにはするものです。 親の生き方こそ子どもにとって最高の教材です」
同じく ジョセフ・マーフィーの言葉です。
共感してから叱らないとダメ
子どもはある程度の年齢になると「だって○○なんだもん」という 言葉をよく使うようになります。
これもまた成長の証ですが、ただ単に「だって」という言葉を使って自分を正当化しているだけ のこともあります。
また反対に「だって・・・」に続く子どもの言い分が納得できるケースもあります。
そんな時、子どもの言い分には「なるほ ど・・なんだね」「そうかそうか」と受け入れてあげて「でもあなたのしたことは○○○で、本当はいけないことなんだよ」という風に教えます。
最初に
- 「なるほど」
- 「・・なんだね」
- 「そうか」
と共感してあげるように気を付ければ、子どもを全否定しているのではない ということが伝わりますよね。
子供はいきなり叱責されるケースと違って、はるかに大人の言うことに集中できるようになるそうですよ。
「だって」を乱用して正当化ばかりしている子どもには、役に立つ方法のひとつです。
正面から強制しない
人間の心理には、強制されればされるほど反抗し「絶対しない」 と頑固になってしまう一面がありますね。
こういう場合、言えば言うほどどうしようもない状態になってしまいます。
言い方をひとつ間違っ ただけで、今まで得意科目だった教科をそれ以後まるっきり勉強しなくなってしまった子どももいます。
子どもといえども一人前の人間。
プライドがあるからです。
そのプライドにちょっと働きかけてみる方法があります。
「いや」「やらない」という子どもに対し、「やらないのではな くて本当はできないんでしょう?」とちょっと挑発してみると、子どもは【できない】と言われたことにより、プライドを刺激され思わず取り掛かってしまうことがあります。
こんなふうに意図的に刺激して、あらゆる事に取り組ませることも状況に応じて は効果が期待できます。
子ども扱いせずに一人前の大人として認めることでやる気を起こすことが期待できますね。
大きな失敗は叱らない
あなたが大きな失敗をした場合を思い返してみてください。
そんなとき誰かがあなたをガミガミ叱りつけたならばどういう気持ちになるでしょう?
子供だって同じです。
大きな失敗をしてしまったときほど、叱ってはいけません。
親から批判される以前に、本人は充分反省していると思います。
こんな場合、叱っても効果はない上に「怒り」や「憎悪」の 感情を抱えてしまうこともあり得ます。
大きな失敗をしてしまったときは、何も言わないでいる 方がむしろ反省を促すことすらあります。
「誰にでも失敗することなんてあるよね」という言い方をすることで、子どももその信頼に応えようという気持ちになると思いますよ。
叱った後で謝るのは禁物
叱った後に「さっきは叱りすぎてごめんね」と謝るよ うなことも良くありません。
愛情から叱ったということは間違いではなく、それを後になって謝ってしまうと子供はある種の 疑問を感じてしまうのです。
本気で叱ってくれたのではなく、一時的な感情でカッとなっただけなのかと思い込んでしまい親に対する信頼が薄らいでしまいます。
叱った後に大切なことは、謝罪ではなくフォローであることを忘れないでくださいね。
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まとめ
親は子どもに対して色んな場面で叱らなければいけない事になってしまいますよね?
叱った後のフォローは必要なんでしょうか?
子どもを「叱る」ことは悪いことではありません。
「叱る」ときには、そこに「愛情」が込められていなければ何の意味もありません。
「愛情」のない「叱り」は、ただの【言葉の暴力】に過ぎないと私は思っています。
それならば、愛情のこもった「叱り」の後には、必ずフォローを忘れてはいけません。
「あなたは頑張ればきっとできると信じてるから叱ったのよ」
という言葉をかけられたら、子どもは親からの信頼を実感するでしょう。
夕食に大好きな料理を作ってあげる方法もいいかも知れません。
ただ、フォローしようと「あなたに期待しているのよ」という言葉は、子どもからしたら愛情とは別物と聞こえる「いい加減」な言葉と捉えかねません。
私は、この「期待している」という表現は好きではありません。
「期待している」という言葉より「あなたを信じている」と言ってあげたほうがずっと心に響くと思います。
成長期の子供の正しい叱り方は、性格にも影響してしまうという事を忘れないであげてくださいね。

ひじきママでした。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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