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幼児~小学生の子どもに習い事を選ぶ時、この習い事はこの子に合っているのか?続けられるのか?と考えますよね。

もしかしたら子どもの隠れた才能が開花するかも知れない、とか期待する気持ちもありますしね。

今回は、子どもの習い事の選び方の決め手について考えてみたいと思います。

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子どもの習い事の選び方の決め手とは?

子どもに習い事をさせる場合、選び方としては子どもに任せる方法と、親が子どもの将来を見越して習い事を決めるという方法の2者に分かれます。

子どもが習い事をしたいと言い出した日

ピアノ教室でピアノを習う子ども

ある日、子どもが幼稚園から帰ってきていきなり「ママ、ピアノが習いたい!」と言い出した日。

今でもよく覚えています。

あまり、積極的な性格ではなかった子が自分からやりたいと言ったことが、決め手となりました。

親としては、まず子どもの「やりたい」気持ちに耳を傾け、尊重してあげたいです。

ただし、すぐに結果を求めたりせず、ある程度の期間、習わせてみないと分からないことを頭に置いておくのが、大切だと思います。

子どもがやりたいと言っている気持ちに応えて習わせてあげたいと思う親心も大切にしたいですしね。

子どもが習い事を決める場合

子どもに習い事を選んだ場合の決め手としては、子どもが率先して選んだ習い事なので、習い事を始めた際のモチベーションの高さと、自分からその習い事を選んだという責任を持つことですね。

ですが、その反面なぜその習い事を選んだのかということを子どもが言わなかった場合は、突然に習い事を辞めてしまうこともあります。

習字教室で習字を書く女の子

例を挙げますと、仲の良い友達がいてその子が習い事をしていて自分も同じ習い事をしたいと考えた場合。

最初は仲が良かった友達でも、習い事の種類によっては優劣をつける習い事もありますから

  • 友達の方が優秀である
  • 自分の方が友達より優秀である
  • 友達との関係にひびが入る

ということもあります。

同じ習い事教室の友達3人

そうなると、だんだんと習い事に行くことを躊躇してしまうことも多かったりします。

他には、同じ友達がいるというだけの理由で習い事を選ぶこともあります。

そういった場合、本当にその習い事を自分でもできる! と思っているかどうかが重要な鍵となってきます。

というのも、適性があるかどうかを確認せず、あの子が習っているんだから私にもできるはず、という自分のほうが有能であるという根拠がない思い込みで選ぶ子どもが多いからです。

その結果、習い事をやっては見たが何も習得できなかったという子どもも多いですよね。

親が習い事を選ぶ場合

プログラミング教室

親が習い事を選んだ場合の決め手としては、親が選んだ場合、子どもに任せる場合と比べると、利点としては将来的に役立つ習い事を選んでさせようとすることです。

例えば、現在ではプログラミングの授業が必修化されるということもあり、プログラミングを学ばせたいと考える親がいます。

この考え方としては、プログラミングの場合、プログラミング技術が若いうちに身につきますので子どもの将来を考えた場合、プログラマーとして子どもが働くことができる可能性が高まります。

他にも、将来的に利点となる資格としては、英語の検定試験なども、海外で働くことを考えたりした際、優位な立場で就職の際には働きます。

ですが、この親が選ぶ方法にもデメリットがあるんですね。

親が習い事を選ぶ場合のデメリット

英語教室に飽きた女の子を嘆く先生

一つは子どもが本当にやりたい習い事を選んであげているわけではなく、あくまで親の意見で選んでいるため、子どもからしてみれば、モチベーションを保ち、習い事に行くメリットが無いのです。

つまり子どもは自分がやりたいことを後回しにしてその習い事に行っているだけに過ぎないと考えてしまうかも知れません。

親としては子どもに対して将来的に優位になるという説明はしていると思っていますよね?

でも、本当に子どもがその習い事で将来的に優位になるかどうかをきちんと理解しているかどうかはわからないということです。

その為、習い事をしている際本当に役に立つ習い事なのかと子どもは疑ってしまいます。

その疑いが大きくなればなるほど、習い事に行きたくなくなるという事が起きてしまう場合もありますよね。

こうなると、子どもとしては嫌々習い事に行かされているのにしか過ぎず、親が怒らない成績を収めていればそれでいいかという風に考えているかも知れません。

これは、塾などの場合ですと、具体的な数字で子どもの成績を判断する材料として提示されます。

でも、ほかの習い事では、数字以外に子どものやる気などを見て判断する習い事もあれば、実際に子どもが習い事をしている風景を見て判断するものもあり、その際に子どもは、親が怒らない程度に習い事を頑張るということです。

つまり、全力でその習い事に打ち込んでいるのではなく、親が言うから仕方なく習い事を維持しているだけに過ぎず、成績も親が怒らない程度の成績や、作品を収めておけばそれでよいと考えるのです。

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習い事は子どものやる気がが決め手

親は子どもに道を探す手助けしかできない

このように習い事を子どもに任せるにしても、親が選ぶにしても一長一短のメリットとデメリットがありますね。

それら、メリットとデメリットを理解したうえで、子どもに習い事を選ばせるのが適切であるか、親があえて習い事を選んであげるのが良いのかを選択したいですね。

楽しそうな英語教室

どちらの選び方にも、子どものやる気が持続しなければ習い事として成立しなくなるという点と、きっかけがあればやる気は簡単に変動してしまうということを忘れないようにしましょう。

特に、子どもが習い事を頑張っていても成果が出ないときなどは特に、習い事を継続させるべきか、辞めさせたほうが良いのかと、選択を迫られることがあります。

そうした場合、続けさせることで才能が開花することもあれば、何の成果も得られず、時間だけを費やしてしまったということもありますから。

いずれにしろ、子ども側からしてみれば習い事をすることで何のプラスがあるのかを理解しているかも重要な決め手になるわけです。

子どもが習い事で得られるメリットを生かすかどうかは、その子のやる気が重要となりますよね。

もしも、子どもが習い事に関して何のプラスにもならないと負の感情を感じているのであれば、その習い事は辞めさせた方が賢明かもしれません。

我が家の例

私の末っ子は幼稚園からピアノを習っていたのですが、その先生は娘がミスをするたびに手をピシッと叩いてきつい言葉で叱ると聞きました。

もちろん、厳しいことは習い事にはつきものだと思っていた私は、あまり深刻に受け止めていなかったんですね。

ところが、小学校4年生の時に泣いて訴えてきたのです。

発表会の練習が続いた頃でした。

あまり、感情を表に出す子ではなかったのでピアノの先生に相談しに行きました。

ピアノ教室のグループ分けがあったのですが、そのグループの中で、うちの子が1番上手だったので難しい曲に挑戦させたかったから

というのが先生の厳しい指導の原因だったらしいのです。

でも、娘にとってはピアノを弾くことは楽しいことではなく、怖くて辛いものだという刷り込みができてしまいました。

そのため、ピアノを自分の意志で習ったにもかかわらず、その後、ピアノに触ろうとはしませんでした。

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まとめ

子どもの習い事選びは、子どものやりたいと思う気持ちを大切にすること、それなりの継続期間が大切であることを書いてきました。

ですが、初めから答えを求められるとは言い切れません。

「やりたい」と主張して始めたにもかかわらずそれ以外にもっとやりたいことがでてきた、または一定の時間続けてみたけれど子ども自身がその習い事を困難だと思っている、などという兆候が見られたら、進路変更を試してみるのも親の義務です。

その時に「自分がやりたいと言った習い事でじゃないの!」と叱ったり、「せっかくお金をかけて道具(楽器)を購入したのに」と非難するのは良くありません。

テニス教室に通う女の子

習い事は子どもの人生を豊かにするものです。

しかし、させなくてはダメなものじゃありません。

  • この習い事をうちの子どもは楽しく過ごしているかな?
  • この習い事は我が子にとってプラスになっているかな?

それを一番近い距離で確認し、必要ならば進行方向を修正してあげられるのは親だけです。

習い事自体を変更する状況もあれば、同じジャンルの習い事だけど異なる教室や先生に変更するという選択肢もあります。

我が子の成長を願ったつもりがその妨げになっているとしたらこんなに悲しいことはありませんよね。

たかが、習い事、されど習い事。

子どもの気持ちに寄り添って、より良い道を探すのも楽しいことだと思いませんか?

子育ては宝です。

ひじきママひじきママ

ひじきママでした。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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