子供が成長するのは当たり前のことですが、成長の過程で親が絶対にしてはいけない事ってあると思うんです。
子どもは自分のものみたいに考えている親のなんと多いこと?!
子どもの成長期に1番影響力のある親の役割とは何なのかを考えてみました。
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子どもの成長にとっての親の役割、1
暴力的なしつけ
子どもを産むということ自体は、そこまで大変というわけではないです。
もちろん出産というのはそれなりにリスクが存在しているものではありますし、絶対に安全というわけではありません。
しかし、結婚が「結婚式を終えたら終了」というわけではなく、「その後の長い結婚生活が本番である」と言われているように、子どももあくまで子どもが生まれた後の教育という事の方がとても重要になります。
要するに、しつけですね。
- 何を良いこととして理解するべきであるのか?
- 何を悪いこととしてやらないようにするべきであるのか?
というようなことを一から教えなければならないということになります。
しつけるというのはなかなか難しいことであり、どうしてもイライラしてしまうということもあるでしょう。
それは本当によくないことです。
特にやってはいけないこととしてあるのが、暴力です。
しつけと称した暴力による教育というのは絶対に親がしてはいけないことと言えます。
確かに暴力によって教えるというのは親にとっては簡単なことでしょう。
しかし、暴力の程度などで変わってきますが
痛いことをされる=駄目なこと
と子どもに判断させることは決して親の役割ではありません。
その上、暴力によって子どもの人格形成に影響があることが多々ありますから、避けるべきです。
子どもにとって、暴力的なしつけというのは、効率的な方法ではない上に長期的に見ると悪い影響が出ると言わざるを得ないですよね。
叱り方
叱ること自体は悪いことではないです。
しかし、明確に悪いことであるという場合のみにしないとしつけにはなり得ません。
子どもというのは、意外と物事の是非とか道徳的に正しいことと間違っていること、といったようなことを理解しています。
つまりは、理不尽というものに対してかなり敏感に反応するということもあるわけで、怒られる必要がないことに対して怒られたという場合には深く傷つきます。
時には許せないと思い、一生忘れられない場合もあります。
子どもにとって、ものすごく大きな深い傷となり得るというわけです。
もちろん、そうならないこともありますし、そういうところで理不尽さを学ぶということもります。
しかし、それはもう少し大人になってからでも学ぶことはできるでしょう。
愛情のあるしつけ
とても大事なのはいかにして愛情をもって叱るかを、真剣に考えないといけないのは間違いないです。
例えば、親がまだ小さな子どもに対し、明らかにできないことをやらせて挫折感を味合わせるようなことをしてしまうといったやり方は間違っています。
子どもは小さな大人ではありません。
失敗させた方がいいとは言われてはいますが、失敗の経験というのは暴力的なしつけとは関係のないことですから。
どのような子どもに育つのかというのは、子どもの時のしつけによって変わると言っても過言ではないのですが、単純に怒るだけでは良くはないです。
大事なのは、しっかりと子どもに「どうしてそれが良くないことであるのか」ということを、理屈とか道理とか道義といったようなことで諭すように教育をするということが重要になります。
くどいようですが、怒ることがダメというわけではなくて、無意味に怒ったりとか大人から見ても恐ろしく理不尽なことで怒ったりするということがよくないわけです。
その上で暴力などが加えられているタイプのしつけなどは最悪です。
絶対に行わないようにしましょう。
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子どもの成長にとっての親の役割、2
何でも親が代わりにやってしまう事
子どもがやろうとしていることを親が代わりにやらないことです。
要するに子どもの成長のために、子どもが自発的にやろうとしたことを失敗しそうであってもよほどの危険がない限りはやらせることです。
それなりに失敗することもあるでしょう。
しかし、その失敗がよい経験となることは言うまでもないことです。
自己管理できる年齢になっている子どもに対して、親が行き過ぎた管理をしてしまうのはとても危険な状態なんです。
子どもは自分が信用されていないと思い、扁桃体と呼ばれる部分(危険や恐怖心を感じる脳)が変形し、大人になった時にいつもビクビクした人間になってしまうという結果が出ているそうです。
間違った成長をしてしまう危険性!
何もかも親が代わりにやってしまうということになると、子どもにとっては自分でやらなくて良いという認識を持ってしまう危険性があります。
多少困難な事があったときなどに、人に任せた方が早く終わるとか、その方が楽であるとかの変な知識を持つことになりかねませんよね。
それがよい時もありますが、そうではなく自分で困難に立ち向かうということも少なからず子どもの時には経験させておいた方が良いというのは間違いないわけです。
そのときに成功体験を得られるということもあるでしょうし、失敗体験となるということもあります。
失敗自体はそれほど悪いことではないです。
危険のないことであれば積極的にそういうチャレンジをさせるということが重要です。
これこそが親がしてはいけないことであり、子どもがチャレンジしようとしているということを阻害してはいけないわけです。
ただし、危険があるのであれば避けるべき事も必要な場合もあります。
この点をしっかりと抑えておけば、子どもは親の温かな庇護に支えながら、すくすくと成長していくでしょう。
親は子どもの成長を見守ることが役割
子どもたちは成長するにしたがい、親と距離を置いて一人で活動することが多くなってくるわけです。
経験したことのない体験であれば不安に感じることだってあると思います。
そんなとき、心の中心に親との力強い信頼関係ができていれば、心は平穏でいられますよね。
それとは逆に、その結び付きが弱ければ怯えは乗り越えられることなく、一層大きく膨らんでしまうかも知れません。
また、独立心は精神の要です。
心は自立に向かって、数多くの人生経験を積み重ねて拡げていこうとします!
それが成長というものですから・・・
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まとめ
子どもは精神構造が、大きく成長すると他人に敬意を払って、コミュニケーションを取ることができるようになります。
この成長の過程がないと、数多くある経験を蓄積するところが無くなって、精神性が伸びなくなってしまいます。
いくつもの経験に一々人からの影響を受けてしまうため、怖れが膨らみ他人とのコミュニケーションもしっかり出来なくなってしまいがちです。
精神的な成長にこの暴力的なしつけや親の過干渉を受けていると、子どもたちはとてもおとなしくわがままを言わないよい子として振る舞っていると思ったら、急に極端に反抗的な態度を示したりします。
日頃は目立たなかった穏やかな子が、突如大変な事件を引き起こすという事を今の時代、よく聞くことがありますね。
大人からみて都合が良く穏やかな子どもたちは、胸の内に言葉にできない深刻な問題をはらんでいる時があるという事を気付いてあげることが大切です。
安心感と独立心を成長させることを願って、思いきり抱きしめてあげるべきです。
親の役割とは、間違ったしつけや過度な介入には注意して、静観するスタンスが必要不可欠です。
親がしてはいけない事や役割とはいくつもありますが、要するに全体としていえば子どもの成長の阻害はしてはいけないということです。

ひじきママでした。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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