親というのは子供の教育にある程度関心を持っているはずですが、その熱心な部分がプラスに働くかどうか、というのは非常に重要です。
今回は、教育熱心なあまり子供との関係をこわしてしまうという失敗をしないための心構えに付いて考えてみます。
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教育熱心な親は子供に影響を与えるのか?
子育てに失敗は許されない!
親の教育に対しての関心が子供の性格に影響するという想定がないと、親として望んでいない結果をもたらすことがあります。
親が望んでいない結果が起きる前に、あらかじめ心構えをして後悔しなくて済むようにすることも親の役割です。
まず、前提として親が望んでいない結果とは、どういうことでしょうか?
考え方に色々な違いはあるかも知れませんが
子供が不幸になる。
この一言に尽きると思います。
親という生き物は、我が子の幸せだけを考えて生きているものだと思います。
少なくとも私は。
ですから、子供たちが何歳になろうが
- 泣いていないだろうか?
- 辛い思いはしていないだろうか?
- お腹は痛くないだろうか?
とか、心配ばかりしています。
子供たちが、どこか旅行に行く時はいつもよりも掃除を入念にしたりして、無事に帰ってくることだけを願っています。
少し、話はそれましたが・・・
親の役割と心構えとは?
教育熱心な親が具体的にどういった影響を与えるのでしょうか?
それはケースバイケースですし、子供の性格で多少違いますが、子供への影響力への想定は絶対に必要です。
様々な要因が関わるため一概には言えませんが、ときには悪い影響も存在してきます。
親が子供に影響を及ぼすのは当たり前のこととしてその役割を果たすべく、心構えを持ち続けることが重要だと思っています。
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教育熱心な親の本質とは?
子供にいい影響を与える場合
教育熱心な親というのはほとんどの場合
- 勉強を子供に強制したがる
- いい学校に進学させようとする
といった傾向があるのではないか?と思われますよね。
親が教育熱心な場合でも、子供がもともと将来のことや勉強自体に関心を持っている場合ならいい方向に進むかも知れないですよね?
子供にとってやる気が上がれば、いい影響が出るでしょう。
というのも、子供が望んでいるような教材とか器具などを買ってやることによって、ますますやる気を見出すことができますからね。
また、将来に関心があれば、将来の夢とかこうなりたいという理想像から逆算して今、何をすると良いのか?を考えそれを勉強に生かすということもできます。
だから、こういったパターンの子供の場合には教育熱心な親の行動が、親にとっても子供にとっても望み通りの結果を生みやすいです。
子供に悪い影響を与える場合
子供が勉強に関心を持っていれば、教育熱心な親というのはプラスに働き、子供への影響としてもいい兆候が現れるでしょうね。
ただ、そうじゃない場合では子供への影響として悪く反映してしまう事も多くなってしまいます。
子供が勉強をすることに対して、または将来に対して関心がないような状況のときには、そもそもなんで勉強なんかしないといけないのか?と思うケースがあるでしょう。
勉強が好きではない子供は総じて、そう思ってしまうケースが多々あるのです。
勉強嫌いな子供に無理に勉強をさせようとしたり、いい学校に行かせようとすると、逆効果になる可能性が高くなる恐れがあります。
分かりやすく言えば、勉強をするということに拒否反応を示すようになってしまうということです。
本人からすれば、勉強をしないといけない理由とか、いい学校に行くメリットなどがよく理解できていないわけです。
その状態で
- とにかく勉強しなさい
- いい学校に行けるように頑張りなさい
と言った姿勢を貫くと
- 何のために自分は勉強をしないといけないのか?
と考えて親に対して反抗的になったりもります。
ある程度の年齢の子供は目的もなく勉強をしたくないと考えてしまいがちですよね?
小学生以上の年齢であれば、特に拒否反応が出てしまい、勉強自体が嫌いになるという可能性が考えられるのです。
教育の本質を考えるべき
こういう子供の場合には、教育熱心な親としてはまずやるべきことがあるということです。
それは子供が、勉強や将来に関心を持つように見守り続けることです。
子供は、将来の目標に関心を持つことで自ら勉強をしようと思う気持ちが出てきます。
将来の目標に近付くためには、いい学校に行くことが必要になるという自覚も芽生えるでしょう。
教育熱心な親の行動が、子供のやる気を生み出し増幅させるという状況をまず作っておかないと、子供にとっては親の行動がただ煩わしいとしか思えなくなるのです。
親の身勝手な期待だけで子供に勉強や理想の将来の目標を強要すると、子供から見れば面倒な親だなという印象しか残らないです。
勉強をしてくれる、いい学校を目指してくれる確率が一気に下がりますし、親が本当に望んでいない状況になってしまうことがあります。
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教育熱心な親がやってしまいがちな失敗
子供の人格をきちんと見つめる
子供に対するケアの仕方というのは重要で、教育熱心な親が与える影響に関しては、そのときの子供の心理状況といったものを考慮しないといけません。
小学生以上の年齢になると、子供に良かれと思って親が勉強に対してうるさく言いたい気持ちはよく分かります。
ただ、そのときに単純に子供に勉強を強要させたりすると逆効果になるという想定はあらかじめ必要です。
教育熱心な親というのは、どうしても自分の願望を押し付けようとする面が強く出てしまい勝ちですよね?
それが子供に理解されないまま、親子の信頼関係がなくなってしまうという悲しい結果だけは避けて欲しいと思います。
まだまだ、将来の夢や目標を考えられないのなら、気長に待つしかありません。
親に出来ることは、人生の目標に向かって進む子どもに寄り添い、見つめることしかできないのですから。
子供は親とはまったく違う人格を持っていることを認めることから始めないといけません。
親子の信頼関係が無くなってしまえば、子供が親に対して不信感しか持てなくなる日が必ず来ます。
子供に間違った期待を持たない
自分の子供が勉強が嫌いとか、将来に関心を持っていないということが見てとれた場合には、そういう関心をまず持たせるということをしていくべきです。
そうしないと子供への影響が悪いものになってしまうのです。
ただし、短期間で子供の関心事が勉強に向くという事は難しいことでしょう。
教育というものは、子供の将来のためにあるべきですよね?
それはどの親もよく分かっているはずです。
ただ、勘違いをしているだけで勉強や将来の目標を持てないことが悪いことだと思ってしまっているのだと思います。
教育熱心な親そのものがすべて悪いとは言えないです。
でも、ときには子供に対して望んでいない影響を与えてしまうことがあります。
子供の気持ちをきちんと考えて、子供の様子もうかがいながら接していかないといけないのです。
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まとめ
よく、子供が小さいときに私の母に言われたことがあります。
「あんたは、母親になったけども親としての年齢は子供と一緒なんだよ」
と。
長女があまりにも言うことを聞かず、少しでも叱ると直ぐにおばあちゃんに逃げ込んでしまう。
そんな姿に悲しくなっていた時でした。
次女が出来て2歳少しになった頃でした。
私はまだ、2歳?
「そっか?親になってまだ2年、この子と同じ2歳なんだ」
と思ったら気持ちが少し軽くなりました。
それからは、子供と同じ目線で、でも人生の先輩としてこの子が困った時だけは、親として何でもしてあげようと思う気持ちになりました。
もちろん、それ以後も色々な鬱屈した気持ちが起こったりもしましたが、自分を責めることはやめようと思いました。
教育熱心な親の顔を隠しながら、でもたまにはやっぱり、教育熱心な親に戻って、小うるさいことも言ってみたりして・・・
でも、子供の顔色を見ながら傷つけないようになんとか勉強の好きな子に教育しようとは企んでいました。
子供との根気比べでしたよ。

ひじきママでした。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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