子供の将来について希望や心配は、どなたにもあるでしょうね?
できれば、子供が希望した将来に進むのが一番なのでしょうけど、親の職業によってはそうはいかない場合もあるかも知れません。
今回は、親の職業が子供に与える影響について考えてみたいと思います。
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親の職業は子供に影響するのか?
子供の職業選択にも影響する?
最近では親がよほど子供を無理強いしなければ、好きな職種に従事ことができます。
しかし、現状を見てみると具体的な職業は別として、親の職業特性が子供に影響しているのではないかと感じる事が多いですね。
たとえば、個人事業主の家庭に産まれた子供は、親と同一の業種ではなくても自分が事業を起こしている確率が高い傾向にあります。
会社員の家庭に産まれた子供は、やはり安定所得を求めることを考えて会社員になる事が多いですね。
親の思考の影響をいつの間にか受けていると言えそうです。
会社員の子供として成長すると
- サラリーマンの仕事=安定所得
という考え方が普通に思えるでしょう。
個人事業主の子供は
- 合理的に収益を出すためにはどうすればいいのか?
- 良いものをお客さんにお届けするにはどうすればいいのか?
という創造性をごく自然に身に付けるようになります。
医者の家庭の子供であれば、親の医院を継ぐかどうかは別として医者になるのを目標として学校選びをする傾向が強いでしょう。
フェイスブックが検証!
【親の職業で子供の職業の選択肢も影響を受けているのか】
をフェイスブックが560万組の親子のデータをもとに検証してくれています。
公式ブログに発表したのは、同社研究員のIsmail Onur FilizさんとLada Adamicさんです。
親子関係と職業をサイトで届け出してくれた英語圏の親子560万組を対象にしています。
親の職業で子供がある職業を選択する割合も調査した結果、ほとんどの場合割り出せることがわかったそうです。
父親が弁護士の息子は医療関係に進む割合が5%で、平均より4.6倍高いそうです。
ただし、これはあくまでも総体的な話であって、絶対的な割合はそんなに高くないとブログでは念押ししてます。
親の職業に子供の職業は影響される具体的な例です。
親と同じ道に子どもが進む確率は高いが、それは相対的な比較の話であって、絶対的な確率で見た場合にはかなり低いのだ。
軍人の父親の息子は軍人になる確率が平均の5倍だが、軍人の息子のうち軍隊に入る息子は4人に1人に過ぎない。
農業・漁業・林業の分野で働く父親の場合、同じ道に進む息子はたったの3%だが、それでも全体の平均に比べると7.6倍高い。
事務職の母親の娘は20%もの人が同じ職業に就くが、通常の2倍だ。
看護師の母親の娘は同じ看護師の道に入る確率が8.5%と低率だが、平均に比べると3.75倍も高い。
調査では、性別を超えた「遺伝」も確認された。
たとえば、科学者の父親の娘が科学者になる確率は全体平均の3.9倍、法曹界の母親の息子が法曹界に進む確率は全体平均の6.6倍だ。
負の関係…つまり家業と敢えて別の道を選ぶ子どもは通常とても少ない。
ということで数字的にはかなり子供は親の職業に影響を受けているようです。
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親の職業の収入で子供は影響を受けているのか?
一般的には大きく影響する
では、職業による収入の違いでは影響を受けているのでしょうか?
親の職業の収入が子供への影響があるかどうかですが、結論を言いますとあるとされます。
収入の多い家庭の子供
その理由ですが、親が収入の多い職業であれば子供への影響としてはよりよい教育をすることが可能です。
つまり、子供の将来のために優れた教育を受けさせ、誰もが簡単になるようなことができない職業、例えば医師や政治家などになれる確率が高いということです。
ですが、その反面、子供への影響としてマイナスとなる部分もあります。
それは、親が望む仕事に就くために努力をさせられる場合、子供はそのプレッシャーに耐えることができるかどうかということ。
期待を受けその期待に応えることができなかった場合、その子供は親から見放されるのではないかという不安とも戦うこともあるでしょう。
収入の少ない家庭の子供
では、親の収入が低い場合はどうかというと、こちらは収入が低いからと言ってよりよい教育を受けることができないというわけではありません。
また、子供が親を楽な生活をさせてあげたいと考える子供であれば努力をして勉強し、より良い仕事に就くこともあります。
貧しい家庭であったとしても子供の影響としてはプラスに働く場合もあります。
要は子供が今の生活を理解したうえで、努力をして自分にプラスとなる、あるいは家族にプラスとなることを選んでいけるかどうかが重要だということです。
子供は親の背中を見て育つ
親が裕福で、特別な勉強をしないとなれない職業であればあるほど、子供にかかる負担が増えるため、親の職業が与える影響は大きくなるかも知れません。
ただし、親の職業を見ながら、自分は親と同じ職業になりたくないとか、親と違う道に進みたいと考える子供もいるでしょう。
そうした場合、親の職業が本当に嫌でその道に進みたくないのか、ただ単に親に反対したい形で反抗期として違う道を選んだのかという点が判断として難しい点ですよね。
反抗期の場合、反抗期が終わると親の意向を読み取り、親が望む職業に就く子供も少なくはないでしょう。
反抗ではない理由で、自分が望んだ職業を選んだりすることもあるというケースももちろんありますよね。
この場合は、親が折れてあげて子供が望む職業を進めてあげるしかないと考えるか。
あくまで親が決めた職業を強制するかの2択です。
現実的に見て、後者はとても難しく最悪の場合、親子関係が破綻してしまう事もあるかもしれないので、親としては悩ましいことでしょうね。
いずれにしろ、親の職業が子供への影響を及ぼすということは十分に考えられ、裕福であっても裕福でなくても子供に影響を及ぼします。
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親の職業が子供の負担とならないために
親の期待より子供の気持ちが大切
重要なことは、なぜ子供がそのような考えに至ったかという過程が大事で、プレッシャーをかけるようなことを子供にすれば性格が歪む恐れもあります。
親の職業が原因で、子供に対して期待がかかりすぎることも子供に対して精神的負担という形でのしかかります。
その上で親としての役割とは、子供の心が楽になるように考えてあげて欲しいですね。
子供にとって、親が何故その職業を選んだのかをくみ取ることができないと、子供はさらに精神的な負担が増え、成長期の大切な時を伸び伸びと過ごせないという悪影響を受けてしまいます。
これは、裕福ではない家庭においても同じことが言えます。
子供が望んで勉強にはげみ、恵まれた就職をして成功した場合なら何の問題もありませんよね。
でも、親が優秀な子供になれというように子供にプレッシャーを掛ければ、子供はプレッシャーに耐えかね、逃げ出す恐れもあるということを心にとめておかないと大変なことになるかも知れません。
子供の希望に親はどう対処するべきか?
まだ裕福な家庭であれば
- 子供の進路希望に合わせて勉強をする方法を変更する
- 優秀な講師を用意する
というような形でサポートをすることができるので、子供の気持ちの負担は少なくなるかも知れません。
でも、反対に何でも金銭的なことで問題を解決するという親のやり方に対して反感を持ってしまう事もあるので、違う面で難しくなってしまうかも知れません。
裕福ではない家庭では、親が経済的な面で負担が増えることで子供はプレッシャーを感じ悪影響となる場合もあるでしょう。
経済的な面を親が出資しているということを子供が親に感謝できるならいい方向に成長してくれますよね?
すべて、子供が親の愛情のかけ方に対して、どういう判断をするかで随分変わってくるという事です。
では、精神的な負担を受けた子供たちはどうなるかというと、大抵はその場を逃げ出したり、やる気を失ったりと、やるべき目標がなくなります。
これが、子供への影響が出た場合、非行に走ったりとマイナスになるような成長をする部分の要因になるのです。
親の職業に関係せず、子供にどのくらいプレッシャーを与えてしまっているかをもう一度考え、その上で子供にとってどういった成長をしてほしいかを見直す必要があるということです。
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まとめ
親からしてみれば、自分の職業の収入が良い、悪いに関わらず子供の将来を考えているのは同じなんでしょう。
子供には安定した生活を送ってほしいという思いで、勉強や資格などを取得させるため、学習塾なり英語教室などの他プログラミング教室に通わせますが、その行為が子供にとってプラスとなるかどうかは子供がどう感じているかにかかっています。
その為、親の職業が子供の成長に影響してしまうのは仕方ないとして、親の職業に関係なく子供に期待を持ちすぎた場合、子供にとってはマイナスの影響を及ぼす可能性があるということです。
子供への過度な期待はやめて、自由に伸び伸びと明るい性格になるように接するのが一番大切なことだと思います。
親の職業が子供への影響を及ぼす可能性については、子供の気持ち次第です。
親が神経質になると子供も同じように、神経質になることが多いとも言われています。
子供の成長に後悔することが無いように、毎日を子供の気持ちを大切にして愛情を込めて子育てしていくしかないのだと思います。
親の責任は責任として確認しながら、常識の範囲内で自由奔放に子育てするのが一番大切なことだと思います。

ひじきママでした。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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