子供は親という一番はじめに出会う教師から様々なことを教わりながら成長していきます。
親が、子供のやる気を引き出す教育を施す時に気をつけるべきことを三つあげてみたいと思います。
これに気を付ければ素晴らしい親としての教師になることが出来ます。
スポンサーリンク
子供のやる気を引き出してあげるのは親
親の教育は子供が生まれた時から始まっている
保育所では、家庭と同じ子育てが行われています。
保育所の保育は養護と教育を一体的に行うということが国の指針で定められています。
保育所に預けられる子供の対象年齢は0歳から就学前になりますから、0歳から既に教育が施されているということです。
保育所は家庭の子育てを補完する場なので、家庭でも0歳から教育はスタートしていると言えます。
そして次の点に関しては保育所も家庭も同じなのですが、3歳位までは養護、世話してもらう事の比重が多いです。
しかし、歳を過ぎ幼稚園に行く年齢になると教育が養護を上回ります。
教育という言葉から受けるイメージはやはり学校教育、学校での勉強でしょう。
でも教育という言葉の本来の意味は知らない事、出来ない事を分かっている出来ている大人が教えてあげて、分かるように出来るようにしてあげることなのです。
親の子供への教育は子供が生まれた時から段階的に行われて行くべきもので、親が教えるという役割は絶え間なく続いて行くと言っても過言ではないのです。
その教育をするにあたって、子供の将来に一番大切なことはやる気を引き出してあげることだと思います。
スポンサーリンク
子供のやる気を引き出す教育法、1
子供のやる気を出す癖をつける
一つ目は新しい課題にとりくむ時、やってあげたり教え過ぎないように気を付けるということです。
子供の才能を伸ばすには、親が何でもかんでもと手出しをしないことが大切です。
例えば折り紙を一緒にやっていたとします。
手順の本を見ながら初めて鶴を折ろうとしていますがなかなか苦戦しています。
「やって」とせがんで来る場合もあるでしょう。
そんな時は、全部やり方を教えたり折ってあげてしまうことは絶対にしないように気を付けるべきです。
お手本を見せたり、「本のここをよく見てやってみて」とかヒントを用意してなるべく自分で完成させるように促します。
どんな事でも、苦手な事に取り組んでいる時に「やって」、「やり方を教えて」という言葉が出てくると思います。
そんな時はその子の手先の器用さとか本を見てどれくらい理解できるのかという事をよく見極めて、その子があとちょっとで出来る所のジャストフィットのヒントを用意してあげることを目指すべきです。
出来たら褒める!
親が手を貸せば簡単なことでも、子供が自分で問題を解決するまでには時間がかかってしまいます。
そんな場合でも、子どもが問題を解決できるまで気長に見守ってあげることが大切です。
解決出来たら色んなことばをかけて、思い切り褒めてあげましょう。
褒められると自分でできた達成感と親に認められたという幸福感にもっと頑張ろうと子供は思います。
子供のできていないことを見るのではなく、できることを見つけて伸ばしてあげましょう。
子供の考える力は、後々の勉強にも大きく関わってくるので、幼い時にこそ考えるくせを付けるのが親としての教育だと思います。
スポンサーリンク
子供のやる気を引き出す教育法、2
子供の興味を見出す
ピッタリのヒントを出してあげるためにも、一日一回は子供と一緒に何かに取り組む時間を持つように気をつけるということ!
子供のやる気を見つけ出す場合、まずは子供の生活をしっかりと見つめましょう。
観察をし続けるうえで、親が希望するような方面には無関心かもしれません。
そのような場合であっても、子供のやりたいことを尊重して、やる気が伸びるのを妨げないことが必要です。
そのためには、いつもその子を観察しよく理解している必要があります。
そのために必要なことが、もう一つ気をつけることにもなるのですが、子供と一緒に遊んだり勉強したりする時間を一日一回必ず持つように気を付けることです。
子供が成長すればするほど、こうした時間を持つことが出来なくなることは多いです。
そうすると、子供が今出来ることを知るすべがないのでピンポイントの良いヒントをあげることなど出来ません。
親は教師としての立場はずっと続くわけですから、子供と一緒に何かに取り組む時間は意識的に設ける必要があるのです。
例えば、一緒に料理をするとかそういう事でもいいと思います。
とにかく今の我が子が最大限
- どんな事が出来るのか
- 出来ないのか
- どんなものの見方をするのか
など知るために、子供と一緒に全力で何かに取り組む時間を少しでいいので毎日持つように気を付けてください。
そこを注意していれば、教育のヒントをいつでもポンと子供に提示してあげることが出来るのです。
常に愛情を持って子供を見つめる
1の教育法と被ってしまいますが、子供のやる気を大幅に向上させる親の教育法として、どんなに小さな長所であっても、褒めるということがあります。
親としては、短所を克服しようということに力を入れてしまうかも知れませんが、短所ではなく長所に注意を払いましょう。
ちょっとしたことでも、子供は褒められたことで、自己肯定感を覚えて、やりたい事に取り組んでいけます。
子どもは親の愛情を
- 親が笑顔で接してくれたとき
- 優しく話しかけてくれるとき
- 自分の話を嬉しそうに聞いてくれるとき
に感じているという事です。
子供が安心感を覚えるのも親の笑顔だと言われています。
また子供は、頑張っている姿を褒められた方が、結果を出したときに褒められるよりもやる気が起きます。
それは、大人でも同じことだと思います。
親が結果しか見てくれていないと思うとやる気が失せてしまいますよね。
ですから、親は常に優しい笑顔で子供に目を向けてあげることが大切なんですね。
スポンサーリンク
子供のやる気を引き出す教育法、3
やる気の芽を見つけたら子供の背中を押す
三つ目は心の底にやる気の芽があるのを見逃さないように気を付けるということです。
本当にやる気になっているかの判断材料は言動や目の輝きです。
これをキャッチしたら、背中を押してあげるのが親の一つの役目です。
やる気になったときが、教わるチャンスと言えます。
親や幼稚園や保育園の先生などのタイムリーな言葉かけとかがきっかけでやる気が芽生えることもあるでしょう。
テレビやネット上の情報がきっかけの場合もあるかも知れません。
いずれにしても、やる気になった時が一番教わったことが身につく時に間違いありません。
だから
- 「やってみたら?」
- 「きっと、できるよ!」
とか前向きな言葉かけをしてあげて欲しいのです。
子供のやる気を見逃さないようにするには?
子供が何かに夢中になっている時に子供の視点に立って接します。
- どんな遊びに夢中になっているのか?
- 習い事で覚えてきたことに夢中になっているのか?
このような子供の視点の特性を視野に入れてあげるのが、子供の才能をより良くする親の教育のあり方です。
幼児期に身についたやる気は、将来の目標や夢に向かって活動する原動力になっていきます。
将来の目標や夢とは、勉強だけでなく何事に対しても【やってみよう!】という前向きな意識を持続するために必要な力となります。
もちろん、積極的な性格の形成にも影響が出てきます。
子供のやる気を見逃さず、才能を伸ばしてあげられるのは親だけという認識を忘れずに子供と向き合うようにしてください。
スポンサーリンク
まとめ
さて、子供に家庭の中で色々な事を教える、子供への教育で気をつけるべきことを三つ見て来ました。
一つ目は子供が未知なものに取り組む時、教え過ぎないように気を付けること。
あとちょっとで出来るというヒントをポンと出してあげることでした。
二つ目はそのピッタリのヒントを出してあげるためにも、一日一回は子供と一緒に何かに取り組む時間を持つように気を付けるということでした。
三つ目は、やる気の芽を見つけたらすぐさま背中を押してあげるために、その芽を見逃さないように気をつける、ということでしたね。
これら三点を意識しながら毎日子供と家庭生活を送っていれば、必ず子供にとっての良き教師になれることは間違いありません。
このことを意識して、普段から以上の三点に関して気を付けて見て下さいね。
将来、世間に出た時に頭ごなしに非難されることもあります。
どんなに好きな教科でも、むやみに叱責されたことで、希望をなくしてしまい何もかもが嫌になってしまうかも知れません。
こういう場面でも、ガマンして乗り切れる「打たれ強い」子供に育て、子供のやる気を向上させるのが親の役目です。
子供が幼いときから、失敗することを恐れず、失敗を経験値と考えられるような強い子に教育していきましょう。
プランターに蒔かれた種が育ち、きれいな花を咲かすために必要なのは水と太陽です。
この世に生まれてきた子供の水と太陽は親の良き教育です。

ひじきママでした。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
スポンサーリンク