先日、友人が汗をかいた時にヘアカラートリートメントの色が、落ちてきて白い服について青ざめたと言っていました。
白髪の自宅染のひとつ、ヘアカラートリートメントを使用された方は、同じような経験をされた事があるのではないでしょうか?
今回は、色落ちしにくいヘアカラートリートメントの使用方法を紹介します。
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ヘアカラートリートメントの色落ち予防の4つのコツ
乾いた髪にヘアカラートリートメントを使う
ヘアカラートリートメントは、本格的な白髪染めではないので、色落ちしやすいのは仕方ありません。
でも、ほんの少しの手間をかけることで驚くほど色落ちを少なくする事ができます。
髪の毛が乾いているか濡れているかで、ヘアカラートリートメントの色の入り具合が違ってくるんです。
ヘアカラートリートメントには、シャンプー前に使うタイプのものとシャンプーを済ませた後にタオルドライをしてから使うタイプのものがあります。
シャンプーをした後に使うタイプのヘアカラートリートメントは、お湯でヘアカラートリートメントをすすぐのみです。
言うまでも無く、ヘアカラートリートメントを済ませた後にシャンプーする方が、ヘアカラートリートメントをしっかりと流せるという点は分かってもらえますよね?
だったら、シャンプーする前に使うヘアカラートリートメントしか使えないと思うのはちょっと待ってください!
シャンプー後に使うタイプのヘアカラートリートメントを、シャンプー前に使ってもまったく問題ないんです。
それに乾燥した髪に、ヘアカラートリートメントを使用する方が、白髪も染まりやすくトリートメント剤も落としやすいので色落ちしにくいんです。
濡れた髪の毛より乾いた髪の毛の方がしっかり染まるという事です!
シャンプー後の髪の毛は水分などが表面についているので、何もついていない乾いた髪の毛の方が色が入りやすいんです。
1:乾いたままの髪にヘアカラートリートメントを付けてよくなじませる
生え際などに塗るときは、皮膚にヘアカラートリートメントがつかないように注意してくださいね。
皮膚に色がつきやすいので、翌日になっても落ちないこともあります。
手袋は毎回、使った方がいいと思いますよ。
使う度に爪の中に色が付いてしまい落ちにくいです。
両手で全体につけた後にクシを使ってとかすことで、全体にムラなくキレイに染めることができます。
この時にカラートリートメント剤をクシでこそげ取ってしまわないように気を付けてください。
今まで髪の色にムラができてしまったという人におススメです。
トリートメント効果もあるので、根元から毛先まで全体にムラなくつけることで髪の艶や毛の手触りも良くなります。
ヘアカラートリートメントを塗った後は、ヘアキャップで頭を包んで時間を置くとしっかり髪に色がついてくれます。
お風呂の温度や湿度は、髪を染めるのに良い環境なので、なるべく塗ってから時間を置く時も浴室にいるのが理想的です。
この間にゆっくりと半身浴でもしてくださいね(2~30分)
もし部屋でヘアカラートリートメントを塗った後、時間を置く場合はタオルを巻くとかして、頭の温度を保った方が良いですよ。
2:ヘアカラートリートメントを少しのお湯でもみこむ
シャンプーをする前にヘアカラートリートメントをお湯で洗い流さずに、少しのお湯を髪にもみ込む感じでなじませます。
お湯を付けてもみ込むのを何度か繰り返すと、髪の毛の感触が変化してくるのが認識できると思います。
手触りが変わってきたらお湯で髪の毛全体を流します。
最後にシャンプーを念入りにします。
この時に頭皮もマッサージするように丁寧にシャンプーしましょう。
2回以上、シャンプーしてください。
キレイに流した後は、リンス剤を使ってください。
リンスをすることによって、キューティクルを閉じるので、余分なヘアカラートリートメントの成分が更にキレイに流れていくんです。
この方法は残っているヘアカラートリートメントを落としやすくするだけではなく、色落ちをしにくくする作用もあるのでぜひぜひ試してくださいね。
3:念入りに髪の毛を乾燥させる
お風呂から上がったら、髪の毛は濡れたままにせず早目に乾燥させるようにしてください。
濡れた髪がタオル等の布製品につくことが色移りの原因です。
色移りしても構わないように、専用のタオルを数枚用意しておくといいと思います。
ヘアカラートリートメント専用タオルですぐに髪をタオルドライしてください。
ドライヤーで表面だけではなく、頭皮や根元もしっかりと乾かします。
髪が湿気っていると枕カバーなどに色が付きやすいので、丁寧に乾燥させることで色移りするのを防ぐことができます。
何時間も濡れたままでは、頭皮にも髪にも悪い影響がありますから、できるだけ早く乾燥させてくださいね。
完璧に髪の毛が乾いたら、冷たい風で髪を冷やします。
熱で開いているキューティクルを閉じる効果があります。
4:アルコール入りの整髪料や育毛剤は使用しない
整髪料や育毛剤にはアルコールを添加したものが少なくありません。
アルコールは各種成分を溶解し、混合する目的で利用されていることが多くあります。
その影響で、ヘアカラートリートメントの染料が落ちやすくなってしまうのです。
色落ちを予防するためにアルコールを含む整髪料や育毛剤は使わないようにしましょう。
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ヘアカラートリートメントのメリット・デメリット
ヘアカラートリートメントのメリット
ヘアカラートリートメントは何度使っても髪を傷めないので、常にキレイな髪でいられます。
普通の白髪染めでは1ヶ月に1度くらいが限度ですよね?
1ヶ月も空けたら、1㎝は白いところが目立ってしまいます。
でも、ヘアカラートリートメントなら使用するのは1週間に一度の頻度でも問題ありません。
少し、落ちてきたかな?と感じたら、重ねてヘアカラートリートメントを使うことでキレイなヘアカラーが保てます。
ヘアカラートリートメントには当たり前ですが、トリートメント成分が入っていて、髪の毛のダメージを回復させ、艶をよくしてくれる効果があります
毎日、使っても問題ないのですが、頻繁に使っても効果はありません。
もったいないので5日~7日くらいの間隔で使うといいと思います。
ヘアカラートリートメントは本格的な毛染剤とは成分も働きもまったく違います。
ヘアカラートリートメントはイオンの力で表面をコートする成分と、キューティクルの隙間に入り込む成分が配合されていています。
その2つの成分の働きで、白髪を目立たなくするんです。
- 髪や地肌への負担が少ない
- 白髪を目立たなくする
- ボリューム感や艶も出る
といったメリットがあります。
ヘアカラートリートメントのデメリット
ヘアカラートリートメントによっては
- 濃く染まるかわりに、頭皮につくと落ちにくい
- 髪は染まりにくいのに、頭皮についたら落ちにくい
という商品もあります。
どの商品にも「頭皮につくと落ちにくいので、頭皮につけないように」と書いてあります。
確かに、皮ふについてしまうと落ちにくいです。
ずっとというわけではありませんが、人によっては2~3日薄く残る人もいるようです。
「ヘアカラートリートメントは、暑いと色付きの汗が流れるから、夏は使えないよね」と友人とも話したりしました。
私自身、枕カバーに色移りしてたこともありました。
でも、色々試してこの4つのポイントでかなりヘアカラートリートメントの色落ちの悩みが軽くなりましたよ。
手間はかかりますが、髪と地肌にはとてもやさしいので、絶対におススメです。
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まとめ
ヘアカラートリートメントのせいで、服に色がつかないように4つのポイントを押さえてください。
- 乾いた髪にヘアカラートリートメントを使用
- お湯でヘアカラートリートメントを流す前に少量のお湯でもみ込む
- 髪の毛は地肌までしっかり乾かす
- アルコールを含む整髪料や育毛剤は使わない
この4つのポイントで、かなり色落ちを押さえることができると思います。
でも、ヘアカラートリートメントを使用して、完璧に色落ちを防止するのは困難です。
衣類や枕カバーなどは、薄い色のものは使わないようにすることも無視できません。
白髪染めはどれも一長一短ですね。
また、お風呂や洗面台などどこでシャンプーをするにしても、床や壁、洗面台を、最初に水で濡らしておいた方が汚れが付きにくいです。
お風呂場の床や洗面台に色が付いたときは、塩素系の漂白剤で着色部を拭き取ればキレイにおちます。
一定期間ごとのお掃除でカビ防止にもつながって一石二鳥です!
美容室で染めればしっかりと染めることができるし楽ですが
- 思うようには美容室に行けない
- 髪や頭皮への負担が心配になってきた
- お金がかかる
など、色んな理由を持ちながら、ダメージの少ない白髪のお手入れをしたいと思っている方。
少しの手間はかかりますが、気軽にヘアカラートリートメントを使って、おうちでケアしてみませんか?

ひじきママでした。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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