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小学校にあがると、子供にとっての生活は全く違ったものになってきます。

子供が必要とする睡眠時間がとれないために、一日のパフォーマンスは低下するだけで、子供にとって何一つ良いことはありません。

ママはママで子供を起こすのに四苦八苦してイライラ!

今回は、朝起きない小学生の子供の理由とスッキリ起こす方法7つを紹介します。

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小学生の子供が朝起きられない理由とは?

何時に就寝するのが最適?

子供がすくすくと成長するためのキーポイントとなる「成長ホルモン」

この成長ホルモンの分泌が、盛んになるゴールデンタイムと呼ばれる時間帯があります。

それが午後10時ぐらいと言われているので、その時間には眠りに就いていることが理想ですね。

寝不足で授業中に居眠りをする小学生

また、小学生(6-13歳)の子供が気持ちよく起床できて、授業中に眠くならない睡眠時間は、おおむね9時間~11時間だと言われています。

遅刻せずに学校に行くには、家を何時に出るのかも考える必要がありますね。

これらを前提に子供が布団に入る時間を決めるとしたら、午後の9時か9時半には寝かしつけたいところですね。

クラスで流行っている番組を見たり、友だちとラインなどで連絡を取り合ったりして寝る時間が遅くなり、朝起きられないのは問題ですよね?

寝る時間については、子供ときちんと話をすることも必要です。

朝起きられない子供の理由

ゲームに熱中して寝ようとしない男の子

朝、何度起こしても目覚めが良くない子供には、どんな特徴があると思いますか?

次のような習慣は、見直してみるべきです。

  • 遅い時間までテレビを見ている
  • ゲームで遊んでいる
  • スマホをいじっている

こういう光の強い画面を見つめ続けると、眠りにくくなります。

また、子供が就寝する時間にお父さんが帰宅したりすると子供が興奮して眠れなくなる場合もあるかも知れませんね?

子供の身体は未熟なので、規則正しい生活習慣を身に付けていかないと中々眠りに就けないことも考えられます。

布団に入る時間が遅い

親と一緒に遅い時間まで起きていて、睡眠不足にならないように親自身が子供を早く寝かせる努力をするべきですよね。

子供の睡眠時間が充分とれているかどうか、チェックしてみてはどうでしょう?

原則的には何をおいても早寝早起きの習慣を身につけさせることです。

不安を抱えて寝つきが悪い

学校で嫌なことがあって悩んでいる小学生

小学生は、身体だけでなく精神面も大きく成長する時期です。

このせいで、学校や家庭で辛いことがあった場合には、寝つきが悪くなってしまいます。
子供のようすを見て、お父さんやお母さんは良い理解者だということを伝え「嫌なことがあったら力になるよ」と言葉にしておくとよいと思います。

それで、気持ちが楽になって眠れるものです。

就寝前に叱らない

寝る前に「あなたのことが大好きよ」と言うママ

たとえ子供に問題があると知った時でも、寝る前に子供を追いつめるのはやめましょう。

翌日、子供が学校から帰ってきた時に、悪いこところは直すように話し合いをすることが大切です。

万が一、叱ってしまった場合は布団に入った子供に

  • 「今日は一緒に寝ようか?」
  • 「明日はママ、頑張って○○ちゃんの好きなおかず作るね」

と愛情を表す言葉をかけてあげましょう。

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小学生の朝に起きられない子供を起こす7つの方法

1:子供の室内に朝の太陽光を入れる

人間を気持ちよく目覚めさせてくれるものは朝の太陽の光です。

子供部屋の窓のカーテンやブラインドを開けてあげましょう。

カーテンを開けて朝陽を取り込むママ

太陽光は体内時間を調整してくれることを知っている方も多いと思います。

できるなら子供の部屋は朝、太陽光が入りやすい東の方向が一番です。

風水でも成長運や発展運におススメだと言われている枕の方向は東向き。

成長期の子供は東南の部屋がいいそうですよ。

でも、家のつくりでそんなことも言ってられないこともあります。

そういう部屋におススメなのは、太陽が昇るように少しずつ部屋を明るくする

「サンライズ・アラーム・クロック」

朝日のようにゆっくり明かりを付けてくれます。

でも、あまり早い時間に太陽光で起こすのはかわいそうなので、遮光カーテンやブラインドを使うこともおススメです。

あくまでも太陽光は、子供が起きる時間に取り入れるようにしたいですからね。

2: 目覚めてから起きるまでに少し待ってあげる

朝、中々起きられない女の子

目が覚めたとたんに、ガバッと起床するタイプの人は大人でもそんなにいないんじゃないでしょうか?

私は目が覚めてから、少し布団の中で「う~ん」と伸びをしたり縮んだりして、やっと起きます。

子供にも、眠りから覚めてベッドから出るまでにちょっとだけ待ってあげましょう。

まあ、2度も行くのは面倒くさいですけどね(笑)

3:子供が好きな音楽を流す

子供が好きなアニメのオープニング曲や他に好きな曲があれば流したりしてみるのもおススメです。

テンションが上がって目覚めの悪い子供でも気持ちよく起きられるかも知れませんね。

4:子供が好きな朝ごはんを作る

小学生の子供が大好きなホットドッグ

子供の好物で釣って、スッキリ起こす方法もいいと思います。

朝、起きるのが遅いと、ろくに朝ごはんも食べずに出かけることとなってしまうのは避けたいですね。

寝不足の上に朝ごはんを食べないと、成長期の子供にとっては能率が落ち込んでしまい、1日を無駄にするのと同じですね。

子供が好きなメニューを1つでも作って、朝ごはんで気持ちよく目覚めさせるというやり方もおススメです。

5:目覚まし時計を工夫する

好きなキャラクターの目覚まし時計

子供が自分できちんと起きるのにまず、思いつくのが、子供の好きなキャラクターの目覚まし時計。

「きかんしゃト〇マス」の目覚まし時計はうちでは随分活躍してくれました。

アラーム音が次第に大きくなる機能付きの目覚まし時計

「アラームの音が次第に大きくなる」機能が付いているものもあります。

こういった機能なら子供が感じる程度の音に達したタイミングに目覚めて止められるので良いと思います。

注意点としては、集合住宅などで窓を開放していると騒音の恐れもあり、ご近所の迷惑にならないかを考える必要があります。

子供が楽しめる機能付きの目覚まし時計

アラームを設定した時間に目覚まし時計が、自由自在に部屋中を動き回るので、追いかけて解除しないと止められない目覚まし時計など。

最近の目覚まし時計は確実に起きられるようにアレンジされているものもあります。
また、時計を読む練習になるものは、子供が気に入れば起きることが楽しくなるでしょう。

可愛いものやアンティーク的なものなど豊富なデザインがたくさんあるので、子供の趣味に合う、目覚まし時計を選ぶと朝が楽しくなると思いますよ。

6:子供が自分で起きられたら誉める

楽しそうに登校する小学生

小さい頃から目覚まし時計を子供にセットさせるなどして、自分で起床する習慣をつけさせましょう。

子供が自分で起きてきたら「自分で起きてくるなんて偉いね!」と少しくらいオーバーでもいいから心から誉めることも大切です。

それを毎日繰り返していると、子供は自分で起きてくるようになってきますよ。

中々起きない子供にイライラしてきつく当たる

目覚ましが鳴っても中々起きてこない子供に、毎朝イライラしてきつく当たっていませんか?

子供は、別に親を困らせようとしているのではありません。

それなのにイライラしてしまうことになれば、お互いに幸せなことではないですよね?

いいことなど一つもありません。

目覚まし時計で起きられない子供は、まだまだ体内時計に「目を覚ます時間」が刻み込まれていない可能性が考えられます。

「起きなさいと何度も言わせないで!」と布団を剥ぐことで子供を起こすことはできるでしょうが、朝の大切なひとときを暗い気持ちで過ごすなんてもったいないです。

7: 最後の手段

嬉しそうに飛び跳ねる女の子

私の長女の婿は3歳の息子の足の裏を起きるまでくすぐるそうです。

(私も中学に上がる前まで父から同じことをされて起こされた経験がありますが、これは効きます)

彼は子供を起こしに行って、掛け布団に包んで抱えてくる、というのも父親でこそだと感心しました。

うちの末っ子もとんでもなく寝起きの悪い子でした。

上の2人の女の子たちはその点は苦労しなかったんですけどね。

アトピー肌用のシュッと一吹きする保湿効果のある化粧水をアトピー肌の末っ子の顔にシューっと一拭き。

「ほーら!起きないともう1度かけちゃうぞ!」と言うと布団にもぐりこみます。

そこで、もう1度今度は襟足にシュっと…

「キャーキャー!」言いながらも機嫌よく起きてくれてましたよ。

でも、顔にシュっと掛けて起こすのは、逆に娘が、気に入ってしまいかなり続きましたっけ。

何度も「起きなさい」と揺すったり、目覚まし時計を色々使ってそれでも起きないとヒステリックになるよりは、

少しくらい乱暴な方法でも、子供が機嫌よく起きられればいいと思います。

子供を起こす時のママの体力消耗とストレスを軽くして親子共に気持ちの良い朝を迎えたいですよね。。

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注意点

起立性調節障害かも知れないとき

  • 朝、起きられない
  • 立ちくらみやめまい
  • 倦怠感
  • 動悸(どうき)
  • 頭痛

などを自覚症状とする疾患で、朝、ベッドから起きようとすると立ちくらみやめまいに襲われ、横になると楽になる。

なんとか起きられても気分は最悪で、身体全体がだるく重苦しい。

朝、だるくて起きられないのはODかも知れない

当然食欲もない。

尋常じゃない気分の悪さに記憶があやふやなこともあります。

起立性調節障害(OD)は、 午前中には強く症状が現れますが、午後から夜にかけての時間帯は目が冴え体調を回復するため、これまでは、心の病気だ、なまけ病だと誤って認識されてきました。

でも、ここ何年かで、血液循環の不具合に見舞われる自律神経系の疾病だということが分かってきたそうです。

遺伝・家族性の可能性も指摘されているということです。

病気のメインは自律神経の機能不全だそうです。 

誰でも、長い時間横になっていて立ち上がると、血流が重力に影響されて腹部や下半身に集まるので、心臓へと流れる血液量が減少します。

通常はこの状態を修正するために、即座に自律神経である【交感神経】の働きが盛んになり、血管が収縮して血圧を上げ、心臓へ行く血流を元通りにさせるのです。

でも、ODの状態では、立ち上がった直後に稼働するはずの【交感神経】が動作しないのです。

逆に、血管を広げて血圧を低下させる【副交感神経】が亢進してしまいます。

この「不適切」な機能のせいで血流循環の回復が遅れるということです。

心臓は必死にポンプを稼働させますが(頻脈、動悸)深刻なケースでは脳に血流が回らずに脳貧血を起こすこともあります。

子供だけではなく大人にもある疾患なので、気になる方は専門医を受診してくださいね。

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まとめ

朝からイライラする親じゃなく、いつも笑顔の親だったら、子供も気付かないうちにスッキリ起きてくれるようになるかも知れませんよ。

とりあえずは子供の起こし方をあれこれ試してみてください。

「もう起きようね」と愛情を込めて声をかけ、カーテンを開けて朝の太陽を体感させてあげましょう。

人の身体は、朝日を浴びると体内時計が働き「起床モード」に入ります。

朝日の光を感じ、気持ちよく起きられる工夫をすることも大切です。

生活習慣はいつでも見直せます。

朝がどうしても苦手な子供でも、諦めずに改善に努めましょう。

「朝、気持ちよく目覚める」というのは、大人になっても一日の気分を上昇させる大切なポイントです。

パパが帰宅してテンションが上がる男の子

ほとんどの子供は、パパが帰宅したら嬉しくなってしまって目が覚めてしまいます。

そのため、帰ってきたら子供のテンションを上げないような気配りが必要です。

毎日の就寝時間が違うのも、あまり良くありません。

就寝と起床は毎日規則正しく生活するように習慣付けてあげたいですね。

毎朝、起こす立場にあるパパとママにとっても、マイナスなことしかないですから、小学生になったのをきっかけに、キチンとした目覚めを習慣づけるようにしましょう。

ひじきママひじきママ

ひじきママでした。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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