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長時間お話するよりも、1度だけギュッと抱きしめてあげた方が言葉が理解できない赤ちゃんは大きな安らぎを感じます。子供とのスキンシップはいつまでも必要なことです。何歳までとか親が決めるものではありません。お子さんが望めばスキンシップして、オキシトシンが分泌されやすい脳を作ってあげてください。

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子供とのスキンシップはいつまで必要?オキシトシンの魔法の効果?

何歳になっても大切なスキンシップ

お子さんが幼い頃は抱っこをしていたけど、ある程度大きくなると抱きグセがついてしまうと言われて、抱っこしなくなったというママさんは多いのではないでしょうか。

抱きグセがつくと言われ始めたのは戦後、アメリカの子育てが広まった事が原因だという説。

日本の高度成長期に、母親が子どもの世話をするよりも外に働きに行くほうが社会のためになるという考え方が広まった為ともいわれています。

どちらにせよ、大人の勝手な都合のために子供たちの成長にとって良くない習慣だと思います。

親子関係にとってスキンシップは、何歳になっても必要なものです。

スキンシップの多い家族

「抱っこ」の頻度が子どもの将来をも変える?

現在では、むしろ抱っこが少ないとある程度大きくなった時に情緒不安定になりやすく、キレやすい子供になると言われています。

トラウマに弱い性格になってしまうため、打たれ弱い人間になりやすくなってしまうからです。

これらはオキシトシン不足による影響だと言われています。

心や体の成長も助ける愛着形成

オキシトシンには

  • 心や体の成長も助けてくれる作用
  • 親子の絆を深める
  • ストレスや痛みを軽減する
  • 不安が減り好奇心が増す

といった効果があります。

『愛着形成』がトラウマにも強い心を作ってくれるわけです。

ですから甘やかせ過ぎなんて考えずに、たくさん抱っこしてあげましょう!

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子供とのスキンシップは身体と心の温かさがリンクする

皮膚と心はつながっている。

身体の温かさと心の温かさは関係があり、抱っこされる事で、皮膚に温かさを感じると脳の中にある物質が反応し、心の温かさが高まると言われています。

そのある物資というのが『オキシトシン』です。

オキシトシン豊富な幸せなママと赤ちゃん

 

抱っこをすると親子共に幸せホルモン(オキシトシン)が分泌

もともとオキシトシンという物質は陣痛の促進や母乳の分泌をうながすホルモンとして知られていました。

でも、最近ではオキシトシンは

  • 幸せホルモン
  • 愛情ホルモン

とも呼ばれ、脳の中枢神経に働きかけて

  • 相手を信頼したり
  • 愛情を深めたり
  • 親子の絆を深める愛着形成したり

する役割があることが分かってきました。

抱っこをする事でオキシトシンが脳内に作られるとリラックス作用もあります。

心拍数が低下したり、血圧が下がったり、皮膚や粘膜の血流が良くなったりします。

しかも、オキシトシンには

  • 記憶力を向上
  • ストレスへの耐性を高める
  • 体を健康にする

など、お子さんの成長に良い効果があることも明らかになっています。

赤ちゃんのうちにたくさん抱っこするとオキシトシンを作りやすい脳になります。

すると大人になってもずっとオキシトシンが高い状態でいられます。

ママに抱っこされてご機嫌な坊や

親子関係にスキンシップが重要!

スキンシップをすることがオキシトシンの分泌を増やす働きがあることが分かっていただけましたか?

スキンシップをすると、子どもだけでなく親子ともにオキシトシンが分泌され、お互いに心が安らぎ、幸福感や愛情を深めることができるのです。

抱っこが苦手な子にはタッピングやくすぐり遊び

抱っこが苦手というお子さんもいるかもしれません。

そんな時は、一定のスピードで背中をトントンと優しくタッピングしてあげたり、くすぐり遊びをする事で抱っこが好きになってくれるので試してみてください。

およそ生後6ヵ月から1歳半くらいの時期に、オキシトシンの分泌量は決まると言われています。

愛着形成の時期とも重なりますので、ママさんだけでなくパパさんもできるだけ抱っこをしてあげてくださいね。

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スキンシップには子どもの成長を促す効果がたくさんある

抱っこして子どもの気持ちに共感

嫌がったり駄々をこねたりして最終的には大泣きしてしまい、なかなか子供の味方になる余裕がないママさんも多いかと思います。

しかし、欲求のために泣く時と泣く事でストレスを発散したい時があります。

欲求を満たしたいから泣く時は、欲求が満たされれば済むので問題ありませんね。

問題なのは、泣く事でストレスを発散している時です。

周囲の目が気になるかも知れませんがストレス発散しているんだなと思い、思いっきり抱っこしてあげて泣かせてあげる方が良いです。

どうしても子供が泣いてしまうとすぐに泣き止ませようとしてしまいがちですが、状況によっては泣かせておく方が良い場合もあります。

泣き止まない赤ちゃん

子どもは泣くことで普段の自分を取り戻して育つ力に

子供は、自らの意思で思いっきり泣いて自然と落ちつく場合があります。

なんとなく泣いている場合もあるので、なぜ泣いているのか見極める必要があります。

特に生後数ヶ月の赤ちゃんには注意が必要です。

いずれにせよ、泣いたときに抱っこしてスキンシップを取ることがお子さんの成長に良い結果になるので、おむつやミルク以外の時には少しでも抱っこしてあげてください。

泣くことは悪いことではないスキンシップが大事!

先程もお話ししたように赤ちゃんが泣くのは、欲求の時だけではなく、ストレスが溜まっていたりすると泣いてしまう事もあります。

泣いてしまった時は、ある程度大きくなった赤ちゃんとはスキンシップを取る事が必要です。

その後のお子さんの成長に大きな影響が出てくるからです。

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子供とのスキンシップは子育ての基本

何歳になっても大事なスキンシップ!

ある程度の年齢になってもスキンシップをする事で、溜まったストレス発散をする事ができますし、感性が豊かになります。

大きくなって抱っこするのをお子さんが拒否した場合は、ハイタッチをするなど軽いスキンシップでもOKです。

お子さんの好きなゲームとかに付き合って、スキンシップの機会を作るのもおススメです。

学校から帰ってきたらママとスキンシップ

子どもが抱っこを求めるのは健全に育っている証拠

たくさん抱っこしてしまうと抱きグセがつくと心配しなくてもいい事は冒頭でもお話させていただきましたが、子供が抱っこを求めるのは、問題なく育っている証でもあります。

抱きグセを心配して抱っこを求められても無視をしてしまうと子供の心に穴が開いてしまい、いつまでも母離れしない子供になってしまう可能性もあります。

親と触れ合って育った子の方が、自立するのが早かったとも言われています。

一方、親とあまり触れ合えなかった子供が、攻撃的な性格に育ってしまったりすることもあります。

スキンシップは、生後1ヶ月くらいにたくさんとるのが最も効果的ですが、オキシトシンは基本的に触れ合えば分泌されるので、手遅れという事はありません。

今日からでもたくさんスキンシップしてください。オキシトシンをたくさん分泌する事ができます。

しかし、2歳から3歳くらいになると自分の意思が出てくるので、親が無理やりスキンシップをとるような事は、しない方が信頼関係を壊さないためにも良いと思います。

思春期になるとなかなかスキンシップをとる事は難しいかもしれませんが、良い事をして褒めてあげる時に頭を撫でる、手を握るなど簡単なスキンシップをとるようにしてください。

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スキンシップでの肌の触れ合いは親も癒す

お母さんは優しくお父さんは元気にスキンシップ

オキシトシンは、子供だけでなく親にも安らぎを与えたり、ストレス解消効果があります。

母親と父親では、子供に対しての触り方によってオキシトシンの分泌量が変わります。

母親は、優しく触る事でたくさんオキシトシンを分泌する事ができますが、父親の場合は、優しく触っても、オキシトシンはたくさん分泌されません。

父親の場合は、少し刺激を与えながらスキンシップした方がオキシトシンの分泌が多くなります。

母親は、優しく触り、父親は少し刺激を与えながら触る事を意識しながらスキンシップをとると良いかと思います。

おすすめのスキンシップ方法は、母親の場合、ギュッと抱きしめたり、寝る前に頭を撫でてあげると良いです。

父親の場合は、肩車やお馬さんごっこなどをしてあげるとスキンシップの効果が出やすいです。

母親のスキンシップは、精神的な安定を保つ事ができますし、父親のスキンシップは、社会性のある子に育ちやすいと言われています。

スキンシップで笑顔の絶えない家族

短い時間でもスキンシップすることが大事!

最近では、ベビーカーや抱っこ紐を使っている方が多く、楽で良いかもしれませんが、親子との距離が離れてしまいます。

スキンシップという面から見ると効果的ではありません。

昔よく使われていたへこ帯の方が肌が密着して良いスキンシップとなります。

大好きだよと100回言うよりも、1回だけギュッと抱きしめてあげた方が言葉が理解できない赤ちゃんでも安らぎを感じる事ができます。

最近では、母親も父親と同じくらい働く事が多いため、長時間抱っこできる時間がないかもしれませんが、少し抱っこするだけでも十分効果があります。

あくまでも目安ですが、1時間に一回程度赤ちゃんの目を優しく見て抱っこしてあげると良いです。

難しい場合は、10分から15分ほど抱っこするだけでもオキシトシンがたくさん分泌されるため、しばらく抱っこしなくても大丈夫です。

1時間くらいするとオキシトシンが減ってくるので再度10分から15分程度抱っこしてあげると良いです。

そうする事で常にたくさんのオキシトシンを分泌させる事ができます。

ちなみによりスキンシップ効果が高くなるのは、副交感神経が発達するのが朝よりも夕方以降ですので、仕事から帰ってきた後は、1時間おきに抱っこしてあげるとオキシトシンがたくさん分泌されます。

短時間しか子供とスキンシップの時間を作れていないと不安になるかもしれませんが、短い時間でも愛情を持って抱っこしてあげれば、ほとんど効果が変わらないので安心してください。

神経質にならず、自身の生活スタイルに合わせて子供とのスキンシップの時間を作るようにしてください。

24時間寝るまでずっと抱っこしているのは良くないですが、定期的に時間を決めて抱っこするのはオキシトシンがたくさん分泌されて良いという事が分かっていただけたのではないでしょうか。

母親だけがずっと抱っこしているのではなく父親にも定期的に抱っこしてもらう事で協力して子育てができるのでおすすめです。

どういったスケジュールで抱っこするのか夫婦共に話し合ってみると良いかもしれません。

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まとめ

抱っこする事でたくさん分泌されるオキシトシンは

  • 子どもの記憶力がよくなる
  • 学習効果を高める
  • ストレス耐性を強める

などといいことだらけです。

赤ちゃんの頃にオキシトシンの影響をたくさん受けると脳そのものがオキシトシンを出しやすくなるため、将来に渡って記憶力が良く、ストレスに強い大人に育つと言われています。

短い時間でも愛情を持って抱っこしてあげれば、ほとんど効果が変わらないので、自身の生活スタイルに合わせて子供とのスキンシップの時間を取るようにしてください。

たくさん抱っこするのはオキシトシンがたくさん分泌されて、親子関係にも良い影響があるのはパパさんにも同じことが言えます。

母親だけではなく父親にもお子さんとのスキンシップを共存してもらう事で協力して子育てを楽しくしてください。

まりん先生まりん先生

まりんでした。

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

 

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