お箸のマナーが問われるのは食事中だけではありません。
食後のお箸の置き方にもいくつもの注意点があります。
お客様をもてなすときのお箸の選び方にも決まり事があります。
社会生活を円滑にするためにこれらのことも和食のマナーとして覚えておくといいと思います。
スポンサーリンク
箸のマナー 食後に気をつける箸の置き方とは?
食後に箸をお皿の上などに無造作に置いたりするのはやめましょう。
食後の箸の置き方ですが、箸置きがある時は箸置きに戻すことがマナーです。
置く時は汚れた部分が箸置きにかからないように箸先を3~4㎝ほど左側に出して置きます。

これしないとおばあちゃんにスッゴク怒られるよね?!

おばあちゃん、うるさいからね(笑)
でも、大切なことよ!!!
箸置きがない時はどうすればいい?
箸置きがない場合はどうしたらよいのでしょう。
テーブルの上にお箸がまとまって置かれているような飲食店などには、箸置きがない事がほとんどでしょう。
その場合には取り皿の上手前に一文字にして渡して置いたり、器の縁に箸先を立て掛けて置くようにすればよいでしょう。
器の上に箸を置くのは、「忌み(嫌い)箸」のひとつでもある「渡し箸」になるのでは?と思いますよね?
「渡し箸」は、食事の途中でこれをすると「もう食べません、食事はいりません」の意味になるということです。
ですから、食後に「渡し箸」をするのは「忌み(嫌い)箸」にはあたりません。
折敷(ふちのあるお膳)での食事の場合は食事中は折敷の左のふちに箸先をかけましょう。
スポンサーリンク
割り箸の場合のマナーは?
箸袋を箸置きにしても大丈夫?
箸置きがなく、箸袋に入った割り箸の場合は箸袋を【千代結び】にしたり、【折りたたんで山型】にして箸置きにするのがきれいですね。

これ知ってる!会社の歓迎会が居酒屋だったんだけど、こうやって置いたら会社のお局さんに「あれぇ~?ひじきさん、今どきの子がこんなマナー知ってるなんてすごいわ!」って誉められてそれからはちょっとしたミスくらいでは叱られなくなったよ!

さすが!ママの子だわ!いい子ね!

いい加減、子ども扱いは止めてよね!プン!!プン!!!

あら!かわいい(笑)
食後の割り箸の置き方
箸置きがなく、箸袋がある時の食後の割り箸の置き方ですが、千代結びにした箸袋に箸先を差して置くか、箸袋に戻します。
箸袋に戻したときは、袋の端を折っておくと使用済みの箸であることが分かるのでお店の人に親切ですね。
その時に使い終わった爪楊枝も割り箸と一緒に箸袋に入れておくとスッキリします。
スポンサーリンク
おもてなしに【塗り箸】は失礼にあたる
おもてなしには【白木の箸】がよい
大切なお客様をもてなす席で「お客様に割り箸では失礼だ!」と思い、最高級の塗り箸でおもてなしをするのはNG。
どんなに高級品でも塗り箸は何度も洗って使えるからNGなんです。
お箸には格があり「あなただけのために作った一回限りの箸」ということで【白木の箸】が最も恪が上なのです。
普段のおもてなしの席では片端が細い片口箸、お祝いのときには神様とー緒に食事をするという意味で両端が細く柳の木で作られた柳箸や利休箸を出します。
デパートやホテルのおせち料理にはこのお箸が付いてきますね。
それと、お客様には【白木の箸】なのに自分たちは普段使いの箸を使うのは普段着でおもてなしするのと同じということで、NGです。
お箸のマナーもいろいろありますね。
よかったら和食のマナーの基本はお箸の使い方!も見てください。
箸は家の食卓でも毎日使うものです。
社会人としてお箸のマナーができている人は、見ていて気持ちがいいです。
普段から箸使いに慣れていると、急な食事会があっても困りません。
普段の生活の中でお箸のマナーに気を付けて食事をすることで、美しいお箸マナーを身に付けましょう!
家族団らんももっと気持ち良くなるかもしれませんね?

ひじきママでした。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
スポンサーリンク