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風邪や冷え性など色々な病気に効果効能があるとされる生姜ですが生と粉末では成分が異なります。

自分の体調に合った生姜の食べ方をしないと効果が出ません。

生姜パウダーは手軽に市販品がお得に買えてとても便利です。

生の生姜と生姜パウダーの違いを説明します。

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生姜、生と粉末の成分の違い

生姜は体を温める効果があり、漢方薬としても多く使われてきました。

生の状態の生姜を「ショウキョウ」

乾燥した生姜を乾姜「カンキョウ」と呼んでいます。

世界各地で香辛料として使用され、日本人にも古くからとてもなじみのある野菜ですね。

生姜の成分はファイトケミカル

生姜の成分は最近注目を浴びているファイトケミカルの一種ですが、その効果については長年、多くの研究がされてきました。

ファイトケミカルとは

植物が厳しい自然の中で生き残るために生まれた成分です。

その成分を摂取することで人間にも多くの効能があるとされてきました。

色素や苦み、辛み、渋みなどといった成分がこれにあたります。

ファイトケミカルは1500種以上もの様々な効能の実験がされてきました。

生の生姜の効果とは?

生の生姜:ジンゲロール 

生の生姜にはジンゲロールという成分を多く含んでいます。

ジンゲロールは生姜の辛みの成分でありこのジンゲロールが生姜のもつ薬効の源です。

解熱作用や強い殺菌効果があり、体内の熱を取り除き身体の表面を温めてくれる効果。

身体の体温が上昇するように感じますがこれがジンゲロールの効果です。

摂取すると身体を温める効果のある【カプサイシン】と同じように血管を拡張させて、血流を良くする働きがあります。

頭痛や肩こりの改善に効果があると言われています。

ジンゲロールには身体の中心部の熱を手足などの身体の末端に送り届ける効果があります。

手足の冷えの改善には効果がありますが身体の中心部分は体温が下がります。

ざるに入った新生姜

夏の暑い時期に冷や奴などの薬味として摂取すれば身体を冷やす作用で爽快感があります。

風邪の引き始めに飲み物などと一緒に摂ると解熱作用が期待できます。

お寿司屋さんで生姜の【ガリ】が出されることがありますが、これはジンゲロールの殺菌解毒作用を利用しています。

食中毒などを予防する効果を期待して生ものと一緒に生姜を食べるのは匂いを消す効果もあるので一石二鳥ですね。

ジンゲロールは風邪などの解熱作用には効果的ですが、身体を温める効果には向いていないということです。

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生姜パウダーの効果

生姜パウダー:ショウガオール、ジンゲロン

様々な効果が期待される【ショウガオール、ジンゲロン】は生の状態ではほとんど含まれていません。

生姜を加熱させるとジンゲロールから【ショウガオール】が作られます。

生姜を乾燥させた生姜パウダーは、ジンゲロールから【ジンゲロン】という成分に変化をします。

とても強い発汗作用があるのが特徴で血流の促進効果が高く体を温める効果が長続きします。

生姜パウダー 

【ジンゲロン】は【ショウガオール】と同様に強い抗酸化作用があり病気や身体の老化現象を予防してくれる効果が期待できます。

それらの効果にはもちろん体の機能を向上させることも分かっています。

生の生姜に含まれていたジンゲロールは身体の中心部の熱を身体の細部に送り届け身体を冷やすという効果がありましたが乾燥により変化した【ショウガオール、ジンゲロン】は体の奥部で熱を作り出すという効果があります。

じわじわと身体が温まり長時間効果は続きます。

ひじきママひじきママ

なんとなく生姜パウダーを使っていたけどこんなに効果が違うって驚きだわ

ひじきひじき

ズボラなママには生姜パウダーのほうが便利だもんな。

ひじきママひじきママ

【ズボラ】は余分よ。

生の生姜ってすりおろすときに繊維が絡まっておろしにくいのよ。

生姜パウダーは保存も効くから便利なのよ。

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期待される生姜パウダーのすごいパワー!

ショウガオール、ジンゲロンの効果

身体の中心部分を温めるので冷え性対策や肩こりの緩和に効果が認められています。

【ショウガオール、ジンゲロン】には

ジンゲロールよりも優れた殺菌効果も認められています。

殺菌作用では風邪や食中毒などを予防してくれる効果が有名です。

がんを予防する効果に大変注目が集まっており乳がんや肺細胞がん、肝臓がんに対しての成果が研究発表されています。

日本人の死因の上位であるガンを予防するという事で今、生姜パウダーの効果に熱い期待が寄せられています。

  • トマトの「リコピン」
  • お茶の「カテキン」
  • 人参などに含まれる「βカロテン」

などの成分には高い抗酸化作用がありますが生姜パウダーに含まれている【ショウガオール、ジンゲロン】にも優れた抗酸化作用が認められます。

身体の中で発生する活性酸素により身体が酸化し動脈硬化やガンなどの病気のリスクが高まりますが【ショウガオール、ジンゲロン】の抗酸化作用によりそれらのリスクを防ぐことが分かっています。

抗酸化作用によるアンチエイジング効果も期待されています。

ひじきママひじきママ

老化防止にもなるなんて凄いわね!

毎日飲まなくちゃ!

ひじきひじき

そっちか~い?!

生姜の摂取目安量

1日にどれくらいの量を摂れば健康を維持できるのかというと生の生姜では1日10グラムです。

大人の親指の第一関節くらいの大きさです。

生姜パウダーの場合は1日1グラム程です。

小さじ2分の1杯くらいです。

生姜が身体に良いといっても過剰摂取には充分注意しましよう。

生姜には胃酸の過剰な分泌を抑える働きがありますが、胃腸の弱い人には刺激が強い場合があります。

食べ過ぎると消化器官に悪影響を与えることもあるので、胃腸の弱い人や炎症を経験したことがある人は、摂取量を考えて少しずつ摂るようにしてください。

色々な料理に取り入れるといいですね。

和食の食卓

ひじきひじき

ママは胃が弱いから気をつけろよ!

ニンニクで胃ケイレンおこしただろ?

ひじきママひじきママ

生姜パウダーは毎日、摂ってるけど何ともないわ

身体に合ってるのかもね?

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生姜の具体的な効果とは?

「ジンゲロール」「ショーガオール」「ジンゲロン」には

次のような効能があることが明らかにされています。

  • 身体を温める
  • 血管を拡張して血流をよくし、内臓の働きを活発にする
  • 白血球の働きを活発にして免疫力を高める
  • 強心・利尿効果により「むくみ」をとる
  • 消化吸収の促進
  • 発汗・解熱作用
  • 消炎(炎症を抑える)、鎮痛作用
  • 吐き気をとめる(船酔い、つわり、抗がん剤による吐き気)
  • 抗菌、抗ウイルス、抗真菌作用
  • めまい
  • 鎮咳作用を有する
  • 血栓症(脳梗塞・心筋梗塞)を防ぐ
  • 健胃作用・抗潰瘍作用
  • 脳の血流をよくして「うつ」に効く

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生姜にはがん予防効果がある!

ガン予防のための「デザイナーフーズ・プログラム」

1990年、アメリカでガン予防のための国家プロジェクト「デザイナーフーズ・プログラム」がスタートしました。

【国立ガン研究所】が膨大な疫学調査データをもとに、ガン予防に効果のある野菜約40種類を厳選し

重要度に合わせてピラミッド型の図に表した「デザイナーフーズ・ピラミッド」を発表しました。

デザイナーフーズ・ピラミッド 
デザイナーフーズ・ピラミッド 引用:国立ガン研究所

その最上位に

  • ニンニク
  • キャベツ
  • 甘草
  • 大豆
  • 生姜
  • ニンジン

などがあります。

つまり、生姜は毎年【死因第1位のがん】の予防になる事が分かっているのです。

米国ミネソタ大学の研究

生姜にはがん細胞の「アポトーシス」を促す効果のあることが米国ミネソタ大学のアン・ボード、ジガン・ドン両博士によって最近明らかにされた。

アポトーシスとは「がんが宿っている人体が、飢餓(極端な空腹)や発熱にさらされると、がん細胞ごと自殺する」という現象である。

そうした辛い目にあわなくても生姜の辛味成分がアポトーシスを促してくれるのだ。

(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)より抜粋

アポトーシスを詳しく調べてみた

アポトーシス、アポプトーシス(apoptosis) とは

多細胞生物の体を構成する細胞の死に方の一種で個体をより良い状態に

保つために積極的に引き起こされる管理・調節された細胞の自殺すなわち

プログラムされた細胞死(狭義にはその中の、カスパーゼに依存する型)のこと。

ネクローシス(necrosis)の対義語として使われる事が多い。

多細胞生物の生体内では、癌化した細胞(そのほか内部に異常を起こした細胞)のほとんどは、アポトーシスによって取り除かれ続けておりこれにより、ほとんどの腫瘍の成長は未然に防がれている。

また、生物の発生過程では、あらかじめ決まった時期に決まった場所で細胞死が起こり(プログラムされた細胞死)、これが生物の形態変化などの原動力として働いているが、この細胞死もアポトーシスの仕組みによって起こる。

例えばオタマジャクシからカエルに変態する際に尻尾がなくなるのはアポトーシスによる。線虫では発生において起こるアポトーシスがすべて記載されている。

人の指の形成過程も、最初は指の間が埋まった状態で形成され後にアポトーシスによって指の間の細胞が死滅することで完成する。

さらに免疫系でも自己抗原に反応する細胞の除去など重要な役割を果たす。シドニー・ブレナー、ロバート・ホロビッツ、ジョン・サルストンはこの業績により2002年のノーベル生理学医学賞を受賞している。

引用元:Wikipedia

つまり

「多細胞生物(動植物)の生体内(身体の中)では、がん化した細胞(そのほか内部に異常を起こした細胞)のほとんどはアポトーシスによって取り除かれ続けておりこれにより、ほとんどの腫瘍(がん)の成長は未然に防がれている」

だから、がんが勝手に死ぬということです。

生姜パウダーにはその働きがあると米国ミネソタ大学のアン・ボード、ジガン・ドン両博士

によって最近明らかになったということですね。

ひじきママひじきママ

がん抑制に効果があるというのは本当にうれしいわ。

毎日、適量を摂ることが大切だから生姜パウダーはスゴクありがたいわね。

ひじきちゃんも会社で使えば?

ママは毎日、ルイボスティーに入れて飲んでいるのよ。

ホットコーヒー

ひじきひじき

もう飲んでるよ。

ちっちゃい瓶入を買ってある。

コーヒーに入れて飲むとおいしいんだよ。

ひじきママひじきママ

えぇ?コーヒーに入れるの?

早速、飲んでみるわ!

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