著名な心理学者たちによる研究で分かっている長生きの秘訣を紹介します。
健康のための食事や運動以上に重要な3つの性格。
考え方を少し変えてあなたも生き生きとした長寿生活を送る準備をしましょう!
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1,長生きの秘訣は人付き合いのよい性格!
ストレスフリーで長寿人生
人間関係にストレスのない人はいないですね。
人生において最大のストレスは人間関係であるといえます。
「人付き合いの良好な人ほど死亡率が下がる」
という説を発表したのがラ・シェラ大学の心理学教授レスリー・マーティンです。
アメリカではある子供が成人し年をとり死ぬまでの70年以上の歳月を追跡調査するのですが、教授はそのデータを使ってこの説を導き出しました。
その説によると、子供の頃から人当たりや気立てのよさで高得点を取った人ほど長寿だったそうです。
つまり、人付き合いのうまい人は長生きができるということです。
誰とでも仲良くなるのがうまく敵を作らない人ほど、ストレスを感じず病気にもなりにくい。
一方人付き合いの苦手な人はそのことでストレスを感じてしまい体調にも悪影響を及ぼしてしまいます。
上辺だけでも大丈夫!とにかくニコニコ
人付き合いが苦手ならそれなりに、程々の距離感で仲良くやっていけばいいのです。
人間関係が苦手な人もある程度は気立てのよさを演出し、いつもニコニコしていれば周囲の人たちは「あの人は気立てが良い人だな」と勝手に思い込んでくれます。
また、人とおしゃべりする機会を増やせばそれだけで人とうまく付き合えるようになります。
例えば、カナヅチの人が何度もプールで泳ぐ練習をすれば、それなりに泳げるようになるのと同じことで言ってみれば慣れなんです。
難しいことは考えず、ただニコニコして過ごしていればそれが長生きの秘訣になるのです。
人付き合いがうまいだけでストレスフリーの長寿人生になります。
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2,長生きの秘訣は闘争心の強い性格を治す
慢性の怒りは心臓にダメージを与える
誰にでも闘争心を燃やし熱くなるタイプの人は心臓病になりやすいとの研究結果が出ています。
「ライバルと常に競って、成績アップを狙う」会社にとってはありがたい理想の社員ですが、これも程度の問題で激しい闘争心を持つことは寿命を縮める危険があります。
ライバルに負けたとしても全力を尽くしたことで清々しい気持ちになれれば問題はありませんが「相手をいつまでも恨んで敵意を持つ」そんな闘争心は危ないです。
米デューク大学医療センター行動医学研究所のレッドフォード・ウィリアムズ所長が1900人の中年男性を25年にわたって追跡調査をしたところ
誰とでも張り合おうとする喧嘩っぱやい人は、心臓病にかかる確率も死亡率もそうでない人の5倍も高かったと発表しました。
「慢性の怒りは心臓に長期的なダメージを与えかねない。
アドレナリンやコルチゾールの値が高いと、血圧が上昇し心臓の負担が増える。
血圧上昇と血流増加も、動脈の内膜を損傷し脂肪の垢(あか)がたまる原因になり得る」
ということです。
その上、激しく怒りを感じた出来事の直後には心臓発作のリスクが、8倍以上も高まるという新たな証拠も発見されたそうです。
怒りによって心臓発作や不整脈が生じやすいことを示す研究結果もあるそうなので喧嘩っぱやい性格は直したほうがいいですね。
闘争心が強いと寿命が縮む!
ライバルとの勝負の結末はさらりと受け入れる方がいいですね。
負ければ少しは悔しい思いをするかも知れませんが、相手を恨むことは筋違いですし自分の健康にも悪いです。
どうしても本気の勝負で勝ち負けにこだわる性格なら勝負そのものをやめてしまいましょう。
勝敗にこだわりすぎて負けてイライラすること自体あなたにとってマイナスのことですからね。
もし相手に勝負をふっかけられたら「僕はすぐムキになるから勝負しないことにしている」とかわせばいいわけで、イライラして寿命を縮める危険のことを考えるほうがよほど賢明ですね。
どうしても勝負が避けられないときはムキにならず、時々勝って時々負けるという、大人の対応が必要です。
上手に負けることが人間関係には重要な場面もあります。
勝負というものは人間関係をこじれさせる原因ともなるので、程々に競争してお互いに楽しみながら成長することがベストですね。
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3,長生きの秘訣はマイペースな性格
過剰に活動的な性格は命を縮める!
心臓病になりたくなければ「◯◯しなければならない」をやめましょう。
- 自分は何があっても頑張らなければならない!
- 絶対に競争に打ち勝って成功しなければならない!
という強迫性が強いタイプの人は心臓疾患にかかりやすいことをアメリカの精神科医であるR.ローゼンマンとN.フリードマン両博士が3500人の健康な男性に対して行った調査により解明しています。
命短しとばかりに
- あれもしなきゃ!
- これもしなきゃ!
- 成績を挙げなきゃ!
と短時間でできる限り多くの仕事をこなそうとするビジネスマンは意外と多いですね。
過剰に活動的で常に時間的な切迫感を抱いているタイプの人たちです。
こういうタイプを心理学では【タイプA性格】として区別しています。
大きな特徴として
- 競争的でいつも急いでいる
- 怒りやすく攻撃的
- 過剰に活動的
- 周囲に認められたい欲求が強い
- 成功願望や競争心が平均以上に強い
- 非常に野心的で負けず嫌いである
内面的には
- 時間的な切迫感や心理的なイライラが強い
- いつも時間と仕事に追われていて余裕がない
対人面では
- 他人に対する攻撃性や敵対心が強い
- 相手が反対したり抵抗するとすぐに怒る
という性格特性を持っています。
のんびり生きましょう!
一方、同じような仕事を与えられても無理をしないでのんびりとこなすタイプのビジネスマンもいます。
【タイプB性格】に当たる人たちです。
【タイプA性格】の特徴に当てはまらない人を【タイプB性格】と呼びます。
タイプB性格の特徴としてタイプA性格とは対照的で、虚血性心疾患(冠動脈疾患)のリスクが低くなります。
行動はマイペースで、他人との勝ち負けに大してこだわらないです。
がむしゃらに働き続けることはなく自分の体調や精神的ストレスを気遣っているので、タイプAのように仕事への情熱が熱くなることは少ないですが、その分精神状態や身体の健康状態が悪くなる可能性は低いです。
先出のアメリカの精神科医のR.ローゼンマンとN.フリードマンが行った3500人の健康な男性に対する調査では
10年後に心臓病にかかっていた人数は【タイプA性格】が後者ののんびりタイプ(タイプB)の3倍にものぼったということです。
生き急ぐことが文字通り命を縮めると分かっているのですから、まずは非現実的な計画を立てないことが大切ですね。
一つ一つの仕事に充てる時間に余裕を持って身体に負担をかけないことが、結局は仕事でも良い成果が出せることにもなるのです。

タイプAの人は人の言うことに耳を傾けようとはしないから言っても無駄なんだけどね(笑)
悩むこともしない人が多いから…

タイプBの人は仕事社会では「負け組」になるってことなの?

仕事をする意欲とは別物だからさ。
仕事が遅いと思われがちだけどその分、仕事が丁寧で創造性も高いんだよ。
だから、タイプBの人が劣るということは言えないと思うよ。

そうなんだ~?
それに、健康が一番だもんね。
身体を壊して仕事に支障が出ては意味ないしね~?
長寿の秘訣が食事や運動以上に性格が重要なわけ!
いくら健康に良い食事を摂っても運動をしてもストレスを溜め込むことが、一番身体に応えることは数々の研究によって確かなものと分かってきました。
もちろん、食事や運動も大切なことには変わりはありませんがそれらが充実してきた現代社会において、人間関係のストレスのほうが大きくなってきていることも事実です。
それにも増して、大きく変わる自然現象に人々のストレスは社会問題化しています。
せめて人間関係のストレスだけでもセーブできるように快適な人生を歩むようにしたいものですね?
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